放送アーカイブ

2022227日放送

ケープ植物区保護地域群 〜 一斉に開花!幻の花園と奇岩の秘密

放送内容

世界の植物は、共通する特徴から6つの植物区に分けることができる。その中で最も小さなケープ植物区は6000種もの固有種が確認されている。その中にある13の保護地域が世界遺産となっている。日本の花屋さんでも見かけるキングプロテアや極楽鳥花などおなじみの花の多くが実はケープ植物区のもの。我々は2回に分けロケを敢行、8月の終わりに短期間現れる広大な天然の花のじゅうたん、砂岩でできた奇岩地帯を撮影した。

驚異の植物王国

ケープ植物区に対して、勝手にキレイな花園というイメージを抱いていた。そこは標高1000m以上の山地。しかも奇岩が点在し、荒涼とした岩の大地だったのである。

写真:放送内容

春一瞬の花園

南半球は日本の夏が冬となる。8月の終わりに春が訪れると花が一斉に咲く場所があった。
たった数週間と短い期間に合わせて、その花園の撮影に成功した。

写真:放送内容

虫と共に進化した花

花と虫は切っても切れない関係にある。虫が蜜を吸う代わりに受粉をするのだ。6cmもの花の軸の底に蜜を出す植物と6cmの口先のアブがいた。共に進化したという。

写真:放送内容

山火事で咲く花

ケープ半島はよく山火事が起きる。そこには生き残るために山火事をも利用する植物があった。固く閉ざした殻が火の熱で開いて、中からタネが飛び出す仕掛けになっている。

写真:放送内容

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