放送アーカイブ

202166日放送

西オーストラリアのシャーク湾 〜 絶景 オーストラリア200キロの湾

放送内容

オーストラリア大陸の西の果て。南北200キロ、東西100キロにも及ぶ広大な湾がある。西オーストラリアのシャーク湾だ。延々と続く200メートルの断崖に守られた、エメラルドの海と、まっ白なビーチ。この湾には、世界最大の海草の大草原もある。その海草を食べるジュゴン(人魚のモデルとされる)が1万頭も暮らしているのだ。そして最奥の湾には、23億年誕生した地球最古の生命体が、今も生きている。

すべて貝殻 純白のビーチ

世界にわずか2箇所しかないと言われている、すべて貝殻でできたシェルビーチ。全長約60キロ。1センチほどの2枚貝が、4000年かけて厚さ10メートルも積もってできたといわれている。どうしてこのような不思議なビーチが誕生したのであろうか?

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不思議な赤い半島

シャーク湾に伸びる、ペロン半島。その先端部の崖は高さ20メートルあり、真っ赤である。砂岩に含まれる鉄分が大量に酸化して赤くなったのだ。またこの半島は、太古から暮らす希少な有袋類たちの貴重な住処でもあった。

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人魚伝説 ジュゴン1万頭の湾

シャーク湾には4000平方キロにも及ぶ、世界最大の海草(うみくさ)の大草原がある。水深は平均でわずか9メートル。この海草を餌とするジュゴンが1万頭も暮らしている。ジュゴンは1日になんと30キロも海草を食べるという。

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発見 地球最古の生命

シャーク湾の最奥…ハメリンプールと呼ばれる湾に地球最古の生命体・ストロマトライトが生息している。大きさは5〜60センチ。年間0.4ミリずつ成長している。この岩のようにも見える生命体の正体とは?この「岩」から地球の生命の歴史がはじまったのである。

写真:放送内容

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