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2021418日放送

ドロミーティ〜 アルプスの絶景 イタリアの白い山脈

放送内容

北イタリアにそびえるアルプス山脈。そこに絶景の地「ドロミーティ」がある。標高3000mを超える白い岩山群は、石灰岩の一種であるドロマイトという硬い岩石でできている。ドロマイトは氷河や雨の侵食に耐えて、天を衝く巨岩の峰が林立する独特な山並みを生んだ。山麓には緑豊かな森が広がり、美しい氷河湖も数多くある。そして絶壁の岩山はロッククライミングの聖地として知られ、ヴィア・フェラータという登山法も生まれた。

標高3000m級の岩山が18

ドロミーティには標高3000m級の岩山が18もそびえている。3つの峰が並ぶ「トレ・チーメ」や腰掛のような形の「ペルモ」。天を衝く峰が立ち並ぶ、壮大な景観を生んだのは氷河の侵食だった。最高峰「マルモラーダ」の山頂は、今も氷河に覆われている。

写真:放送内容

白い岩山 誕生のヒミツ

18世紀の後半、ドロミーティで発見された白い岩がある。石灰岩の一種「ドロマイト」だ。
普通の石灰岩よりも硬いため、氷河の侵食に耐えて、塔のようにそびえる巨岩の峰を残したのだ。ドロマイトという岩石が「ドロミーティ」の名の由来になった。

写真:放送内容

アルプスの峰に天空の吊り橋

ドロミーティの絶壁の岩山で生まれた「ヴィア・フェラータ(鉄の道)」と呼ばれる登山法がある。岩山に張り巡らせた鉄のワイヤーを頼りに崖を登るのだ。その登山コースには、標高3000mを超える峰と峰をつなぐ吊り橋がある。まさに「天空の吊り橋」だ。

写真:放送内容

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