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「以前からずっとやりたかった」という「THE 世界遺産」のナレーション。第1回目のナレーション録音を終えた藤原竜也さんに、感想を聞いてみました。

―まずは、最初のナレーション録りを終えての感想を聞かせてください。
藤原竜也(以下、藤原):楽しかったです! 今日一日、スタッフの皆さんに気持ちを乗せてもらったからだと思います。このように長い歴史のある番組の収録に、突然僕がポンと入ってきて違和感もあったと思うのですが、暖かく迎え入れていただき、僕としても非常にいいテンションをキープして参加できました。
―初回ということで試行錯誤があったと思いますが、難しかったところはありましたか?
藤原:全体的に難しかったですよ(笑)。ナレーションのお仕事は今までにも何度かやらせてもらったことはありますが、その中でも緊張とか高揚といった感情が大きかった現場でした。でもね、それでも本当に楽しかったんです。
―THE 世界遺産のナレーションという役を務めて、ご自分の声が流れる映像をご覧になっていかがですか?
藤原:19年目という歴史ある番組に自分の声が流れている映像を見ると、本当に不思議な感じです(笑)。あこがれていた番組でもあるので、「今日の世界遺産は〜」というナレーションを読み上げただけで実は感無量でした。今も感動してます(笑)。
―初回を終えた今、今後に向けてどのように考えていますか?
藤原:できるだけ多くの人にこのステキな番組を届けたいという思いが、より強くなりました。番組を作りながら、皆さんといっしょに世界遺産のより深い魅力を追求していきたいですね。
―藤原さんは舞台俳優として活躍する一方で、ナレーションのお仕事にも多く携わってらっしゃいますが、舞台俳優とナレーターという仕事に共通点はありますか?
藤原:舞台の場合は、目の前にいるお客さんに自分の思いを伝えるという目的があります。ナレーションの場合も、モニターの向こうにいるお客さんに思いを伝えるという点では俳優に通じる部分があると思います。僕にとってナレーションは、まだまだ難しいところが多いですけどね。ただ自分の中では「一生懸命に言葉で伝える」という姿勢は共通しています。
―最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
藤原:「THE 世界遺産」は、僕自身も視聴者として楽しんできた番組で、その魅力もよく知っているつもりです。今度はそれを作る側になったわけですが、今は、美しい映像に負けないように、数多くの世界遺産の魅力を分かりやすく丁寧に伝えていきたいという気持ちでいっぱいです。お子さんからお年寄りまで、幅広い皆さんが楽しめる番組にしたいと思っています。がんばります!