特集

レーティシュ鉄道 アルブラ線とベルニナ線

自然との調和を目指した鉄道

夏でも氷河を見ることができるのは、標高2000mまで登るレーティシュ鉄道ならではの楽しみですね。

アルプスを越える氷河鉄道 レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線

石渡:そうですね。ベルニナ線はイタリアにあるティラーノ駅という温暖な場所からスタートし、スイスの国境を越えて標高の高い場所まで登って行くので、緑の高原地帯から氷河のあるアルプス地帯まで、スイスの景観を一度に味わうことができるのが魅力です。また、乗客の中には自転車を持ち込んで標高の高い駅からサイクリングをする人もおり、楽しみ方はさまざまです。

―夏のアルプスの絶景と鉄道の映像がふんだんに盛り込まれた今回の放送は今から楽しみです。それでは最後に視聴者へメッセージをお願いします。

石渡:約100年前に運行を開始して以来、山で暮らす人々の生活を支え、多くの観光客を乗せてきたレーティシュ鉄道。その車窓には高原に広がる緑やアルプスの山々が織りなす絶景が次々と流れていきます。今回の放送では鉄道と自然が織りなす美しい調和を余すことなくお見せします。皆様お見逃しなく。

世界遺産の歩き方

レーティシュ鉄道沿線のリゾート地、サン・モリッツは温泉地として有名だ。数ある温泉施設の中でも科学的根拠に基づいた入浴方法を体験することができる「ハイルバート・サン・モリッツ 」は観光客の人気を集めている。ヨーロッパ随一とも言われる、その高濃度炭酸温泉には、血行促進や美肌効果があるのだとか。ここでゆっくりと温泉に浸かれば、長旅の疲れも癒えることだろう。