特集
第36回世界遺産委員会報告

6月16日より、第37回世界遺産委員会がカンボジアのプノンペンで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!
カンボジア世界遺産委員会だより 8
6月23日(日)
23日、委員会の冒頭で、来年の世界遺産委員会はカタールで開くことが発表されました。プノンペンよりも暑くて大変そうです。
その後、昨日に引き続き文化遺産の新規登録の審議。
ウクライナの「タウリク半島の古代都市とそのチョラ(紀元前5世紀〜紀元14世紀)」。イランの「ゴレスタン宮殿」。北朝鮮の「開城(ケソン)の文化財と遺跡群」が新たに登録が決まりました。北朝鮮は「高句麗古墳群」につづく二つ目の世界遺産で、決まった瞬間、代表団は「マンセー」の大合唱でした。

タウリク半島の古代都市とそのチョラ
(紀元前5世紀〜紀元14世紀)(ウクライナ)
(紀元前5世紀〜紀元14世紀)(ウクライナ)

開城(ケソン)の文化財と遺跡群(北朝鮮)
さらにドイツの「ベルグパーク・ヴィルヘルムスヘーエ内の水利設備とヘルクレス像」、イタリアの「メディチ家の邸宅群と庭園群」が決定。
またポーランドの「ヴィエリチカ王立岩塩鉱」にボフニャ王立岩塩鉱を加えて、拡張登録がされました。
これで、新規登録の審議は終了。今年は、3つの世界遺産が拡張登録。そして、富士山をふくむ14の文化遺産と5つの自然遺産、計19の世界遺産が新たに登録されました。

ベルグパーク・ヴィルヘルムスヘーエ内の水利設備とヘルクレス像(ドイツ)

メディチ家の邸宅群と庭園群(イタリア)
プロデューサー 堤
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