特集
第36回世界遺産委員会報告

6月16日より、第37回世界遺産委員会がカンボジアのプノンペンで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!
カンボジア世界遺産委員会だより 5
6月20日(木)
昨日から危機遺産の審議が続いています。きょう20日、内戦によって危機にあるとして、シリアのすべての世界遺産が危機遺産リストに登録されました。シリアの世界遺産は、古都ダマスクス、古代都市ボスラ、パルミラの遺跡、古都アレッポ、クラック・デ・シュヴァリエとカル-エッサラー・エル‐ディン、シリア北部の古代村落群。この6つが一度に危機遺産となったのです。同じ時期に開かれていたG8サミットでも、シリア内戦への対応は話し合われましたが、プノンペンでの世界遺産委員会でもかなり長い時間をかけて、シリアの世界遺産をどう守ったらいいのか協議されました。

古都ダマスクス

パルミラの遺跡

番組の映像が流れる会議場
ところで、現地の事務局に番組特製DVD(世界遺産委員会の参加者に配布するためだけに、毎年、作っているものです)をあげたところ、早速、休み時間に会議場の大モニターで上映されました。かなり好評です。

会場のメディアセンター
明日から、新たに世界遺産に登録する案件の審議が始まります。富士山の登録がかかっているので、日本からのメディアも続々と到着。会場のメディアセンターは、一気に満員状態に。現地では、富士山は22日の土曜日に審議される可能性が高いと言われています。果たして、いつ決まるのか、注目です。
プロデューサー 堤
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