特集

第36回世界遺産委員会報告

6月16日より、第37回世界遺産委員会がカンボジアのプノンペンで行われています。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!

カンボジア世界遺産委員会だより 4
6月18日(火)

きょうは会議二日目。参加者がみんな苦労しているのが、電源とインターネットへの接続。コンセントが少ない会場で、延長タップを延々つないで、パソコンの電源を確保。ネットはWiFiが用意されていたのですが、人の多さについていけず、昨日は全然つながらない状況。一夜明けて、アンテナが各所に増設されました。

世界遺産委員会レポート
会議場をはい回る延長タップ
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増設されたWiFiのアンテナ

会議は、昨日に引き続き、危機遺産の審議です。いったん世界遺産に登録されても、その後の保全状況が厳しくチェックされ、「これはいかん」というものは「危機にある世界遺産(World Heritage in danger)」として危機遺産リスト入りになってしまうのです。

世界遺産委員会レポート
東レンネル(ソロモン諸島)

午前中の会議で、ソロモン諸島の「東レンネル」の危機遺産リストへの登録が決まりました。東レンネルは世界最大のサンゴの島なのですが、その森林伐採が深刻との理由です。 番組ではまだ取り上げたことがなく、実は下調べを始めていた世界遺産です。ただ危機遺産になったからといって世界遺産でなくなるわけではなく、これまでも危機遺産のものも取材してきました。

明日も危機遺産の審議が続きます。

プロデューサー 堤