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今年一番の見所をお教えします!THE世界遺産 ベストショット2012

みんなが注目したFacebook投稿10選

今年はFacebookでも、番組を担当するディレクターが投稿した取材現場の写真や裏話など、番組の情報を発信し続けました。数々の投稿の中で、反響の大きかったものをピックアップして、ディレクターのコメントと一緒にご紹介します。










2012年11月18日、25日放送
アラスカ・カナダの氷河地帯
江夏ディレクター

アラスカ・カナダの氷河地帯

取材に行ったのは8月で、この氷の洞窟はアラスカ州ランゲル・セントイライアス国立公園のルート氷河で撮りました。この氷の洞窟はずっとあるわけではなく、氷河の上を流れる水の流れによって作られた一時のもの。溶けたり崩れたりするため、長くて2シーズンしかない、儚いものなのです。取材の下見に行った際に、この洞窟を撮ろうという話になりましたが、2週間後の撮影のときまで残っているかわからないと現地の人に言われました。幸いなことに、取材本番まで氷の洞窟はその美しい姿をとどめていてくれて素晴らしい映像が撮れました。

2012年11月4日放送
スルツエイ
柳沢ディレクター

スルツエイ

アイスランドで人気の観光スポットでもあるブルーラグーン。世界一大きな露天風呂は、想像以上に広大で開放的、そして青白く綺麗な色。施設もとても綺麗です。近くの地熱発電所の熱を利用してあたためられるお湯は、少しぬるく感じますが、だから1日中ここで過ごすこともできます!お湯につかりながらビールを飲んだり、ミネラルを含む白い泥を顔に塗ったり。ちなみに海水と真水の混合なので少ししょっぱいです。

2012年10月7日放送
カカドゥ国立公園
小澤ディレクター

カカドゥ国立公園

まるでSONYのカレンダーのような一枚ですが、実はこれ一眼レフで撮ったのでも色を修正したのでもありません。 それはこんな瞬間。カカドゥ国立公園の湿地でワニやら鳥やら撮影して、船着場へ戻る直前ボートがスピードを落とします。 さあ終わりだと思ったその時、振り返ると息を飲みました。 湿地が真っ赤に染まっていたからです。 エンジンも止め、聞こえるのは鳥の鳴き声のみ・・・。 これは記憶に残る風景そのままなのです。

2012年7月8日放送
スリランカ中央高原
石渡ディレクター

スリランカ中央高原

ある宗教学者から聞いたのですが、「多くの聖地は、標高1500メートル以上の場所にある」そうです。「酸素が薄く、トランス状態に入りやすく宗教心が高まりやすい」からではというのです。目指したのは標高2500メートル、スリーパーダという聖なる山。取材のためには登らなければなりません。急勾配の石段が続く道のりはチョッとした苦行です。けれど、山頂で迎える夜明けは、まさに絶景!澄み切った空気の中、神聖なフンイキに浸ることができました。

2012年11月11日放送
古都京都の文化財
津村ディレクター

古都京都の文化財

糺の森は今回の取材スポットであるとともに左京区に住んでいる私の、ふだんの散歩スポットでもあります。新緑がまぶしい初夏、落葉が風に舞う晩秋、どちらもオススメです。 番組で葵祭を取材しているとき、糺の森の中を流れる「瀬見の小川」のほとりに、葵の葉がささやかに自生しているのを見つけ、少し感動しました。葵祭は古来「祭の中の祭」といわれてきましたが、祭の舞台となる下鴨神社に自生する葵は、「葵の中の葵」ですね。