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―ぜひ聴き比べてみたいですね。ところで、お二人は実際に行って印象に残っている世界遺産や、今後行ってみたい世界遺産はありますか?

服部:フランスの「モンサンミシェル」が好きです。ヨーロッパの寺院は独特な匂いがあって、行くと落ち着きます。あの匂いを嗅ぐと、時空を超えて解き放たれる気がするのです。モンサンミシェルの参道にはいろいろなお店が立ち並んでおり、そこのオムレツ屋で学生の頃に食事したのを覚えています。大人になって再び食べてみると脂っこくてちょっと受け付けなかったのですが、当時のいい思い出です(笑)。

宮本:印象深い世界遺産はスペイン中部にある「セゴビアの水道橋」です。プロモーションビデオの撮影でその橋の前で演奏させてもらったのが、一番の思い出となっています。撮影を行ったのが夏で日差しが強く、暑かったのですが、とても気持ちがよかったですね。そのほかの世界遺産では、まだ行ったことがないのですが、アンコールワットと白川郷を見てみたいと思っています。
―最後に、いつも『THE 世界遺産』をご覧になっているファンの方へ一言お願いします。
服部:新たな「Les enfants de la Terre fantaisie〜地球のこどもたち」は、この1曲で『THE 世界遺産』を表現する音楽になっています。世界遺産の持つ魅力を表面だけではなく、裏も表も全部含んでいて、この曲を聴けば『THE 世界遺産』を見たのと同じくらい、お腹いっぱいになっていただけるはずです。宮本さんの演奏も素晴らしいものになっていますので、ぜひお聴きください。
宮本:以前の曲も本当に素晴らしいものだったのですが、今回はさらにパワーアップした1曲になっています。レコーディング中に「新たなアレンジが楽曲に革命を起こしている」とスタッフの皆さんが話していたほどです。そういった新しい“音の世界”を、世界遺産の映像を見ながら番組をお楽しみいただき、視聴者の方の心にしみ込んでくれればいいなと思います。

renaissance(ルネッサンス)
3月7日発売
宮本笑里 「renaissance(ルネッサンス)」
with 仙台フィルハーモニー管弦楽団
『Les enfants de la Terre fantaisie〜地球のこどもたち』
「THE 世界遺産」メインテーマ曲2012ヴァージョン収録