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―このパワーアップした「地球のこどもたち」が番組で流れるのは3月からということですが、ずばり“見どころ”ならぬ“聴きどころ”を教えてください。

服部:この「地球のこどもたち」は音符でいうと、すでに番組でおなじみとなっている「ソドソファミ」の音がモチーフとなって展開し、そのメロディーに少しずつ難しいテクニックが加わっています。そして曲の最後には長いバイオリンの独奏があり、聴きごたえがあるのでぜひ注目してください。今までの「地球のこどもたち」とはひと味違ったアレンジになっているし、これまでとは宮本さんの弾き方や心持ちが違うので、同じ曲でも全然違う印象を受けると思います。

宮本:この曲は服部さんがイメージされている音色に少しでも近づけようと、演奏のたびに探りながら、工夫して弾いていました。コンサートでは毎回演奏しているので、その数は100回近くになると思います。その本番の1回1回緊張しながらも自分なりの表現に試行錯誤を重ねて来たので、その経験によって、2008年に収録したときの弾き方とは音が一つ一つ変わっています。その違いを少しでも感じていただけたら嬉しいです。
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