特集

世界遺産 ヨーロッパの旅I・II

神保ディレクター&尾賀ディレクターインタビュー

1月9日と次週の16日の2週にわたって「特集ヨーロッパの旅I、II」と題して、それぞれ「ローマ街道を南へ」「ライン川を北へ」を放送します。陸の道、ローマ街道と水の道、ライン川。この2つの道を通じてヨーロッパでは、古くから交易、交流が盛んに行われていました。物資だけでなく文化、芸術、宗教などさまざまなものが行き交い、混じり合ったこの2本の道の周囲には世界遺産が多く存在します。今回の特集では、そのローマ街道、ライン川を辿り、歴史と世界遺産を巡るヨーロッパへの旅をお届けします。それに先駆けて、ローマ街道を取材した神保ディレクター、ライン川を取材した尾賀ディレクターの両氏にお話を聞きしました。


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Q:まず、1月9日放送の「ローマ街道を南へ」を担当した神保さんからお話を聞かせてください。「ローマ街道」とは、実際はどういったものなのでしょうか?

神保:ローマ街道と言うと、1本の道をイメージしてしまうかもしれませんが、実は、古代ローマ時代の都市と都市を結ぶいくつもの道路の総称のことです。今回の取材ではタイトルにある通り、ローマから南へ、ローマ街道の1つ、アッピア街道を辿りました。アッピア街道は、ローマ街道の中でも最古のもので、ローマからブリンディシという港町まで通じています。今回その道の付近にある6つの世界遺産「ローマ歴史地区」「ナポリ歴史地区」「カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの邸宅群」「ポンペイ」「マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園」「アルベロベッロのトゥルッリ」の6カ所(ページ上部地図参照)を取り上げました。