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アフリカ特集

アフリカ特集II ジャー動物保護区

世界遺産の森で暮らす狩猟採集民に学ぶ、自然との共生

アフリカ特集の2週目に取り上げるのは、カメルーンの「ジャー動物保護区」。番組では、その保護区の森で暮らす「バカ」と呼ばれる人々をご紹介します。彼らの自然と共生する姿を取材してきた大浦ディレクターに、その独特の暮らしや信仰などについて話を聞きました。

カメルーン共和国ってどんな国?

カメルーン共和国
中部アフリカの東側、ギニア湾に面した国。住民は、ドゥアラ、
バミレケ、バムン、フルベといった240以上の集団に分かれてい
る。この人々の多様さに加え、砂浜、砂漠、山岳、熱帯雨林、サ
バンナといったさまざま地形や気候の土地があることから、「ア
フリカのミニチュア」と呼ばれる。サッカーが盛んで、ナショナ
ルチームは2010 FIFAワールドカップにも出場する。

・首都:ヤウンデ
・国土:約48万平方km(日本のおよそ1.26倍)
・人口:約1890万人
・公用語:フランス語、英語

Q:カメルーンというと、アフリカのサッカー強豪国というほかにはあまり知られていないかと思うのですが、どのような国なのでしょうか。

アフリカ特集

カメルーンの政治体制は大統領制の共和国ですが、多くの民族集団で構成されており、それぞれの集団に王がいる王族社会という面があります。取材では、その集団の1つであるバムンの人々を取り上げ、宮殿を訪ねて王様と面会したり、宮廷で披露された舞踊を映像に収めてきました。さらに番組では、カメルーンの人々のユニークな仮面文化を紹介します。集団によって異なるシンボリックな仮面を被ったり、飾ったりする習慣があり、王族だけでなく、一般の家庭にも冠婚葬祭の際に使用するさまざまな仮面が先祖から受け継がれています。

Q:今回取材したのは、どのような世界遺産なのでしょうか?

「ジャー動物保護区」は、アフリカ最大級の熱帯雨林の森とそこに生息する動物を対象とした、カメルーン唯一の世界遺産です。1500種類以上の植物が生い茂る森には、さまざまな種類のほ乳類や鳥類が生息しています。特にゴリラやマンドリルなどの希少な霊長類が多くいるのが特徴です。ただ、今回の番組では自然を直接取り上げるだけではなく、そこに居住する先住民の暮らしを通じて、この自然遺産を紹介するということをテーマにしています。