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ナイル川の源流へ ルウェンゾリ山地国立公園

小澤ディレクターインタビュー
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小澤ディレクターインタビュー

Q:氷河のほかに、番組の見所を教えてください。

ナイル川の源流へ ルウェンゾリ山地国立公園

先ほどもお話しした、標高上がっていくに連れて変化していくルウェンズリ山地の景色ですね。特に湿地に巨大植物が群生している様子は、一見の価値ありです。その巨大さにきっと驚いていただけると思います。あと取材に同行したバコンジョの人たちにも注目してほしいですね。山に暮らす人たちだけあって、その小柄な体からは想像できないタフさを山登りでは発揮してくれました。また「月夜に踊る人々」と呼ばれる彼らのダンスを収めた貴重な映像も用意しましたのでぜひご覧ください。

Q:最後に番組をご覧になる方へメッセージをお願いします。

ナイル川の源流へ ルウェンゾリ山地国立公園

今回の番組では、ナイル川が育んだと言われるエジプト文明を始め、川と人の関わりのさまざまな面を豊富な映像でご紹介します。川で魚を捕って生活している漁師、川辺で行水してはしゃぐ子供たち、そして源流の氷河の山を守りながら暮らすバコンジョの人々などの姿を見て、都会では忘れがちな自然と人間との密接な関わりに想いを巡らせてもらえれば嬉しいですね。

世界遺産の歩き方

ルウィンゾリ山地は、登山の上級者でないとなかなか簡単には訪れることはできないだろう。より気軽に楽しめる観光地の1つとして、ウガンダ最大の国立公園の中にあるマーチンソン滝が挙げられる。最も広いところでは約60キロもあるナイル川の川幅が、マーチソン滝ではたった6メートルまで狭ま るため、集まった膨大な水が轟々と音を立てて流れ落ちる様は圧巻。
また、その周辺には、象、キリン、ライオン、カバ、ワニといったさまざまな動物が棲息している。動物が水を飲みに集まる午前中にナイル川をボートツアーで巡ると、それらの動物を一気にまとめて見ることができる。