特集
6月22日より、第33回世界遺産委員会がスペインのセビリアで行われました。その模様を世界遺産のスタッフが現地からレポートしていきます。 レポートは到着次第、特集ページにアップしていきますのでお楽しみに!
世界遺産委員会レポート

2日間に渡り、新登録の審議が行われています。
今日の午前中、日本を含む6ヶ国で申請をしていた「ル・コルビュジエの建築と都市計画」の登録審議がありました。結果は、残念ながら“登録見送り”となり、来年以降、改めて世界遺産登録の為の“普遍的価値”を提示することになりました。
世界遺産委員会では、多くの議題を決議にかけるため、なかなか予定通りに進みません。少しでも審議を進めるために、昨日と今日は20時から23時までナイトセッションが行われました。一日中、会議場に缶詰め状態です。外に出るのは食事の時間のみというハードスケジュール。予定されていた市内見学もキャンセルして、審議を続行しました。世界遺産委員会の委員の方々も、少し疲れてきたようです。予定では、明日(28日)で全ての審議が終了します。
今日は、新登録の審議だけでなく、既に登録されている世界遺産の現状レポートの審議も始まりました。1件1件、報告されている世界遺産について、委員の方の熱心な議論が続きます。
デスク 横手直子
世界遺産委員会レポート
いよいよ、今日から世界遺産委員会会議のハイライトである、新登録の審議が始まりました!
新登録の審議にでは、当該国の関係者のみならず、将来、世界遺産リストへの登録を希望している市町村、NPO関係者なども傍聴するので、会議場は活気に満ちます。
今年は、開催国であるスペインも新たなサイトを申請しており、会議場の外では、審議の結果を伝えるために地元のテレビ局が取材に来ていました。
会議の規則で、登録審議の内容をお伝えすることができませんが、新登録の世界遺産が決まり次第、お知らせしていきたいと思います。
地元のテレビ局も、登録審議の行方を取材にきていました。
デスク 横手直子
