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2017年10月8日放送
紀伊山地の霊場と参詣道II

もう一つ 世界遺産の道

世界にはもう一つ、聖地へと続く巡礼路で世界遺産となっている道があります。
フランスとスペインを貫く道、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路です。
日本の大峯奥駈道は自分と向き合う道、いっぽうこちらは聖地を目指す道です。

よみがえりの地 熊野三山

古くから「黄泉の国」ともいわれ、よみがえりの力があると信じられてきた熊野。
この地に、岩や滝、川、森を神とする3つの御社が生まれました。
熊野本宮大社、熊野那智大社、そして熊野速玉大社。全て世界遺産に登録されています。

世界遺産の湯

よみがえりの地、熊野に参詣する前に身を清めたという開湯1800年の湯の峰温泉。
ここは、重病の小栗判官がよみがえった温泉としても知られています。
参詣の前に入るもよし、修行の疲れを癒すもよしの世界遺産の湯です。

2週に渡って放送する「紀伊山地の霊場と参詣道」。一度は行ってみたいと憧れる聖地・熊野、吉野、高野山とそれらを結ぶ道が世界遺産です。今回は、吉野と熊野結ぶ修行の道、大峯奥駆道をゆく山伏の修行に密着します。山の奥深くに入り“一度死んで生まれ変わる”という修行に挑む男たち。命がけで挑む20mの崖登りなど数々の試練を乗り越え、たどり着くのは熊野三山。道中の宿坊や、弥山でのありがたいご来光なども紹介します。

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