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2017年8月20日放送
小笠原諸島

海を渡ったクワガタの謎

小笠原諸島にいる生き物たちは、はるか遠くから海を越えて、奇跡的に島に辿り着いたものたちの子孫です。島に渡る方法には、3Wと呼ばれる3つのルートがありました。

世界でここだけのカタツムリ

小笠原諸島は、島ごとに環境が異なります。生き物たちは、住みついた場所の環境に合わせて独自の進化を遂げました。特に陸生貝類は、90%以上が固有種です。ひとつの種類から、何十種類にも進化しました。

発見!陸を歩く魚

実は陸だけでなく海もまた、固有種の宝庫。回遊魚以外は、大海原を越えて辿り着くのが難しい“絶海”では、魚たちが新しい種へと分化し始めていました。

本州から南に1000キロ、太平洋の真ん中に浮かぶ小笠原諸島は約30の島々からなります。“ボニンブルー”と呼ばれる紺碧の海には、マッコウクジラやイルカが現れ、様々な海の生き物たちがいます。しかし、小笠原が世界遺産に登録された理由のひとつは、陸上の生き物たち。一度も大陸とつながったことのない海洋島に辿り着いた生き物たちは独自の進化を遂げました。

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