放送アーカイブ

2017年5月7日放送
イグアス国立公園

新説!イグアスの滝 誕生の秘密

南米大陸が分離したとき噴出したマグマでできたイグアスの台地。
イグアス川とパラナ川の段差が滝になり、侵食を続け今の場所まで後退したと言われているが、
地殻変動による亀裂で今の場所で滝が生まれたという新説が!

時速170km!滝に突入する鳥

日が暮れる頃ものすごいスピードで滝に突入する鳥オオムジアマツバメ。その飛行速度は170kmとも。
天敵が攻めてこられない滝の裏の崖をねぐらとしました。
崖で生活する彼らは特徴的な姿をしています。

水煙が生んだ森と満月の虹

世界最大水量を誇る滝によって生じる水煙。水煙は周囲の森に潤いを与え動植物の命を育んできました。
森にはジャガーやサル、鳥など稀少な動物が暮らします。
そして水煙は夜に幻想的な虹を生むが、満月の前後、数日しか見られません。

アルゼンチンとブラジルの国境にまたがる広大な雨林イグアス国立公園。
その中心的な存在が世界最大の水量を誇るイグアスの滝。総幅4キロに大小275もの滝が轟音を立てて流れ落ちます。
この巨大な滝の起源は南米大陸が超大陸から分離したときまで遡ります。
流れ落ちる水の威力で台地は侵食され2段の滝が形成されました。
滝の裏はオオムジアマツバメの住処となり、滝の水煙が潤す森には数々の稀少な動植物が生息しています。