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2017年4月23日放送
日光の社寺

陽明門と三猿!七色のヒミツ

今回の修復で蘇ったのは陽明門だけではありません。「見ざる言わざる聞かざる」で有名な「三猿」、そして「眠り猫」も…。
まるで生きているかのようにも見える鮮やかな色彩ですが、これらの修復に使われたのは実は7色のみ。その秘密に迫ります。

漆が守った!江戸の木造建築

日光の気候は寒冷多湿という独特なもの。
木造建築にとって厳しい環境にも関わらず、創建当初の姿が今に残るのは、下地に「漆」が使われていたからでした。
建物を丈夫にし、かつ極彩色を際立たせる漆。
その謎を求めて撮影隊は岩手県・浄法寺へと向かいました。

修復の決め手!2600枚の見取り図

今回で21回目となる陽明門の修復。数え切れない人数の職人がその作業に携わってきました。
約400年にも及ぶ長い歴史の中で、寸分違わぬ修復がなされた裏には、受け継がれてきた「見取り図」の存在がありました。
歴史を紡いできた職人たちの思いとは…?

世界遺産・日光の社寺は東照宮、輪王寺、二荒山神社の二社一寺を総称していいます。古来より独自の信仰を育んできました。
今回は約40年ぶりの「平成の大修理」を終えたばかりの日光東照宮・陽明門を中心に紹介します。
色鮮やかな極彩色の秘密、その下地となる漆は、この修復から全て国産に切り替えられました。
撮影隊は漆の謎を求めて岩手県・浄法寺へ…。さらに約400年前の姿を今に蘇らせる図の存在が明らかとなりました。

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