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2017年2月26日放送
ジョギンズ化石断崖

3億年前!巨大トンボが飛ぶ森

断崖から露呈した化石が、ゴロゴロしているため、ジョギンズの断崖では誰もが化石を探すことができる。
3億年前、2mを超す巨大ヤスデや1mのトンボが生きる巨大シダの森だった。最古級の爬虫類化石も見つかった。

世界一!干満差16mが生んだ断崖

ジョギンズの断崖は世界一の潮の干満差があるファンディ湾に面している。
その干満差は川の逆流現象を起こすほど。
最大16mにも及ぶ干満差が断崖を削り、地層が崩れ新しい化石が露出するのだ。

高さ40m!巨大シダが石炭に

ジョギンズはかつて石炭産業で栄えた。
その石炭は上質なものだったが、それは3億年前のシダ植物が長い年月賭け石炭になったものである。
シダ植物の中には、30mを超える模様が特徴的なものもあった。

カナダ東部ファンディ湾に、3億年以上前の化石がザクザクと出てくる断崖が15キロも続く。それがジョギンズ化石断崖だ。
世界最大の潮の干満差が太古の地層を削り、そこから石炭紀の150種もの化石が見つかっている。
その多くは巨大なシダ植物の化石で、それは地球上初めて誕生した森だった。
その森に暮らした巨大なトンボやヤスデなどの化石や、世紀の発見とされる最古の爬虫類の一つ、ヒロノムスの化石も発見された。

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