ESG環境・社会・ガバナンス

地球に優しい
「持続可能なコンテンツ制作」の推進

  • 限りある資源の有効活用

    セットのリデュース・リユース・リサイクル

     番組制作の現場では日々多くの大道具や小道具などのセットを使用しています。TBSグループでは、歴代の番組で使用されてきた小道具や大道具のメンテナンス・リペアを行い、中長期にわたりドラマ・情報・バラエティなどさまざまな番組で大切に使い続けることで、セットのリデュースを実践しています。
     また、ドラマで使用頻度の高い手術室や裁判所などをユニット化し、床材・壁材などの資材で異なる空間に見せるなど、セットのリユースを促進しています。
     最終的に廃棄処理される大道具などの番組セットについても民間の産業廃棄物処理業者の協力を得て、緑山スタジオ・シティに運搬し処理しています。木材・スチロールなど材質別に細分化しリサイクルに取り組んだ結果、90%前後という高いリサイクル率を実現しています。

    ◼ リユースの一例
    1979年放送の学園ドラマ『3年B組金八先生』で使用した学童机は2021年放送の『ドラゴン桜2 』でも使用され、40年以上にわたり現役で活躍中
    ◼ 主なリユース品
    小道具:郵便ポスト、看板、照明器具、椅子、テーブル、皿など
    大道具:床材や柱など

    リユースの一例:ドラマ「A LIFE 〜愛しき人〜」(2017年)で作成した手術室をユニット化し、
    その後の「コウノドリ( 第2シリーズ )」などでも引き続き使用

    番組制作の現場で広がるペーパーレス化

     TBSテレビでは、番組制作の現場でペーパーレス化の取り組みを進めています。
    報道局では、2022年5月にニュース番組「Nスタ」が電子タブレットを導入したのに続いて、2022年10月には「news23」でも放送原稿や進行表などを紙印刷から電子タブレットへ切り替えました。その結果、「news23」では、放送1回当たりの紙使用量を約52.1%削減することができました。
     また、情報制作局の情報番組「ひるおび」でも2023年1月から電子タブレットの使用を開始しました。以前は、番組内で紹介するパネルやボードなどのデザイン原稿、技術スタッフや出演者のための参考資料、打ち合わせ資料などを作成するために大量のコピー用紙を使用していましたが、電子タブレットを導入したことで、放送1回当たりの紙使用量を約64 %削減することができました。さらに、デザイン原稿の修正点などの情報を全スタッフがリアルタイムで共有できるようになり、作業効率が大きく上がりました。

    「ひるおび」と「news23」におけるペーパーレスな番組制作

    記事で読む環境への取り組み

    「カーボンゼロ」に向けた目標設定と実績
    地球に優しい「持続可能なコンテンツ制作」の推進
    「生物多様性」維持のための各種施策強化
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