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試合詳細:全日本チーム/世界バレー2014 女子イタリア大会

2014年9月23日〜10月12日

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全日本チーム

試合詳細

1次ラウンド:POOL D(会場:バーリ 9/23 (火) 24:00
2 - 3
25-17 20-25 25-20 21-25 9-15

【戦評】

全ては、このために――。9月23日、イタリア南部の都市バーリにて、日本の世界バレーがスタートした。初戦の相手は、アゼルバイジャン。198cmの強力サイド、ラヒモワなど高さが武器のチームだ。
 高い集中力でスタートした日本は、開始のプレーで木村沙織が技ありの得点。続く石田瑞穂がサービスエース2本を続けると、木村、長岡望悠らが活躍。その後も、日本はサーブで崩すことに成功。連続得点につなげると16‐3と大量リードを奪って、2度目のタイムアウトを迎える。その後、ラヒモワのサーブなどで連続失点を喫するシーンもあったが、"ハイブリッド6" らしく先発メンバーがまんべんなく得点する展開で、第1セットを25‐17で奪った。
 しかし、第2セットに入ると、アゼルバイジャンはラヒモワを軸とした攻撃が機能。佐藤あり紗を始め、そのアタックをレシーブしてみせるなど、日本の粘りも見せたが、ミスも重なって拮抗した展開に。迫田さおりのバックアタックで一時は逆転したものの、ラヒモワの強力サーブに苦しみ、14‐16とテクニカルタイムアウトを奪われる。何とか逆転したい日本だったが、ミスが続き連続失点。コンビのミスも出だした17‐21に、ベンチは中道瞳に変えて、宮下遥を投入。だが、その差は縮まらず。セットカウント1‐1でタイとなった。
 第3セット、日本は中道→宮下、長岡→山口とスタートを変更。調子に乗ったアゼルバイジャンの攻撃は、変わらず好調なものの、サーブで攻めて有利な状況を作るとアタックでも軟打が奏功し、リードを作る。途中21‐20と1点差に迫られた場面もあったが、迫田のバックアタックで流れを断ち切り、25‐20と初戦勝利に王手をかけた。第4セットは、開始からサイドアウトが続く。先にリードしたい日本だったが、ラヒモワの高さある攻撃を防げず、連続ブレイクを許すと最大6点差をつけられる。その後、3点差まで迫ったものの、セットを奪われ、勝負は第5セットへ。
 その第5セットは開始から連続5失点。木村のアタックでその流れを切るが、その後もラヒモワを止められず。9‐15で落とし、セットカウント2‐3で敗れた。明日24日は、同じく17時よりベルギーと対戦。まずは1勝をあげたいところだ。


木村沙織
「1セット目は、サーブで攻めていい入り方でした。そのあと、自分からのミスが出てしまったのと、相手のブロックポイントにさせてしまうアタックも多かった。もったいない試合でした。初戦で、こういう結果になったことは残念ですが、しっかり、今日の悪かったところを(明日)切り替えて、頑張りたいと思います」

眞鍋政義監督
「今日、日本チームに勝ったアゼルバイジャンを祝福したいと思います。今日のアゼルバイジャンチームは、集中力が高く、特にアタックが素晴らしかった。高さにやられました。20本近くブロックされてしまいましたし、ラヒモワにいいように打たれてしまった。もう少し、サーブで崩して苦しい状態で打たせたかったのですが...。今日の試合は、負けてしまいましたが、気持ちを切り替えて明日からの試合に臨みたいと思います」