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2013年9月4日(水)、5日(木)、7日(土)、8日(日)よる7時からTBS系列にて放送!

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バンキシャ日記(男子)

Vol.04

常識との戦い(2)

2013年9月4日 (水)

今日は、ゲーリーJAPANの攻撃の軸となるプレーについて書きます。
ずばりゲーリーが目指すのは“中央突破”。
コート中央付近からのクイックとバックアタックを軸に、
攻撃を組み立てていこうとしています。

ゲーリーが監督になってから、真ん中からのバックアタックを
「Bick」(Back row Quick)「ビック」と呼んでいます。
「ビック」はセッターがトスを上げる前に、アタッカーが助走を始める
いわゆる“ファーストテンポ”の高速バックアタックです。

ブラジルやアメリカなど世界の強豪国では、すでにスタンダードな
攻撃になっている「ビック」。全日本では福澤や越川選手が「ビック」の
バックアタックを打っています。
これに前衛センターのクイックを絡めることで、
相手ブロッカーを中央に引き付け、サイドからの攻撃を楽に打たせるのが、
狙いです。

問題は前衛のクイックをいかに効果的使い、決定力を上げられるか。
センターの選手たちに、いま求められているのは、
いかに力強いスパイクを打てるか。ゲーリーはスパイクフォームの改造にも
着手しています。
松本選手は「腕をしっかり引き準備を早くして、肩の回転を使って打つように言われています。今までは速く打つために、来たボールに合わせて合わせる感覚でした。速さを求めるために削ってきたことを、今は求められています」

キャプテン山村選手「僕もそういう打ち方ではなかったので、
最初は上手くいかなかったけど、練習するうちに形になってきて
力強いスパイクが打てるようになりました。やってみるもんだなって
思っています」

新しいニッポンバレーを形作ろうとしているチーム。
いよいよ、その形を見せる時が来ました。
今日、世界バレーアジア最終予選の初戦カタール戦を迎えます。

バンキシャ:K・S

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