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2013年9月4日(水)、5日(木)、7日(土)、8日(日)よる7時からTBS系列にて放送!

試合選評・女子

2013年9月8日 (日)

日本 VS タイ

日本 VS タイ

得点スコア得点
325-23
25-21
25-10
0

 最終日の対戦相手はタイ。ここまでともに全勝、いずれも来年の世界選手権出場を決めて迎えた一戦である。それぞれ3試合を終えての成績はほぼ互角。接戦が予想されるこの試合に、日本は若手中心の布陣で挑んだ。
 スタメンは石井、岩坂、長岡、近江、平井、宮下にリベロ佐藤と、昨年のロンドン五輪銅メダルメンバーは一人もいない。しかし、チーム力を誇るタイに一歩も引けを取らないディフェンスとコンビネーションが輝きを放った。
 1セット目は見応えのあるラリーが続く。長岡や近江が決めれば、タイもオヌマーの強打を軸に取り返す展開で接戦のまま終盤へ。しかし23-23から抜け出したのは日本だった。ラリーの果てに、佐藤が上げたトスを長岡が打ち込んで24点目。最後は石井のサーブで相手レシーブを乱して日本が攻撃し、タイもつないだが、切り返しからオヌマーが放ったスパイクを長岡がブロックして25点目を獲得した。
 続く2セット目も変わらず競り合いが続いた。平井と岩坂の両ミドルブロッカーが存在感を発揮し、近江や宮下のサーブでも得点を重ねる。中盤でやや日本がリードしたものの、マリカが決めて18-18とタイも追いついてきた。しかしそこからはレシーブから石井、長岡と効果的にフェイントを沈めて抜け出すと、近江のスパイクで突き放す。石井のサービスエースでだめ押しの4連続得点、このリードを守って2セット目も日本が奪い取った。
 盛り返したいタイだが、若い日本は3セット目も力を発揮。平井の速攻やプッシュで前半に3連続と4連続得点、中盤には長岡の強打も決まって6連続得をあげるなど、相手にリズムを渡さないまま終盤戦へ。19-10からも平井のブロックを皮切りに近江の連続サービスエースなどで6連続得点を決め、つなぎでもタイを圧倒して4連勝を達成。セットを失うことなく大会を終えた。

インタビュー

眞鍋監督

この4戦は非常に選手が集中していました。今朝は早くから起きていたのですが、いよいよ東京オリンピックが来るということで、若い選手を起用しました。

木村選手

まずはチームの目標である、“しっかり全勝で(世界選手権の)切符を獲る”ということが達成できてよかったです。メンバーが固定されることなく、皆がコートに立って結果が出たこともよかったと思います。

長岡選手

昨日で(世界選手権出場が)決まりはしましたが、今日もチーム力の高い相手で、出る限りは自分のプレーをしっかりしよう、皆で一丸となって臨もう、と思いました。得点を取るという自分の役割も少しは果たせたかな、と思います。

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