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TBS「日曜劇場 SCANDAL」

毎週日曜よる9時放送!



インタビュー

#12 小日向文世さん(勝沼龍太郎役)

勝沼龍太郎はどういう男性だと思って演じてきましたか?
女性に対して「この馬鹿主婦ども」なんて言葉を投げつける粗野な男なんですが、今まであまり演じたことが無いタイプでした。
だからとても新鮮な気持ちで、楽しく勝沼をやることができましたね。
「この馬鹿主婦ども」などと言いながらも本当に馬鹿だとは思っていない、意外と女性に対してシャイな部分がある男だと思います。
でも貴子たち4人には『主婦がナンパごっこなんて!』という、どうしても認められない気持ちがあったんだろうと。それは昔、奥さんが年下の男と駆け落ちして、行方不明のあげく死んでしまったという彼の過去があるからだと思うんですが。
だから貴子たちに対しては一方的に『主婦なんだから、家庭を守れ!』という要望があるんですね。
でも小日向文世個人としては、今時そんな男は古いかなと(笑)。
主婦は主婦なりの大変さがあるし、外に出たい人もいますし、僕も一方的に女性に男性の理想を押し付けられないなという気持ちがありますから。
勝沼は訳もなく粗野なわけではなくて、背負っている悲しい過去が、彼にあんな態度を取らせているということです。それは僕も判るし、そういう勝沼が好きでした。

勝沼はたまきのどこに惹かれたのでしょうか?
たぶん彼女が背負っている悲しみに、勝沼が共感したんでしょう。
愛する息子の死と、それによる夫婦間の埋まらない溝を、同じような悲しみを抱えていた勝沼は感じ取ったんでしょうね。
だからこそ、彼女に対してはズケズケと失礼な言葉を投げつけたりして、勝沼自身の悲しみを見せないよう押し隠していたんだと思います。
あの4人の女性のなかで一番たまきが弱い人なんですよ。いつもわーって好きなこと言ってイニシアチブを取ろうとするけど、それも弱さの裏返しというか。
むしろ無口で気弱そうなひとみみたいなタイプの女性が一番強い。
最年長で自由奔放なたまきがとても弱くて、そんな彼女を男性は放っておけないんですよね。勝沼もそうだったと思います。

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