6話感想
6話では、本当の広沢を知るための旅に出た深瀬と浅見の二人でしたね。まだ未視聴の方のために多くは書きませんが…。
広沢の本当の姿を知れば知るほど分からなくなります。
22歳の幸せな姿のまま時間が止まってしまった広沢と、今も苦しい時間を送り続け、真の大人への厳しい道を歩いている4人が対照的でした。
玉森君の表情の変化が素晴らしいと以前も書きましたが、ある場面での葛藤と、意を決して行動に移し我を忘れて振り乱れた時の表情が真に迫っていて印象に残りました。
そうかと思えば、アットホームな場面での自然な微笑や優しい声の使い分けに魅了されます。役者としてはまだ新人とは言え、本当に上手い俳優だと思っています。こういう寡黙で理知的な役が似合いますね。女性ファンが多いので密かに応援させて頂いてます。
さて、これから更なる佳境に入るのでしょうか。
広沢が周りの友人たちにしてきたことが、吉と出たのか凶と出たのか、彼自身は仙人のような人格でしたが、本当に良かれと思ってやったことが、実は相手を傷つけることもあり得る。
このドラマの中でも、深瀬達も知らず知らずにしていたことですね。
人間と人間の付き合い方や相手の身になるとは?
そんな基本中の基本を今改めて考えさせられるドラマだと思います。