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唐招提寺

唐招提寺

唐招提寺の名宝

唐招提寺の名宝

巻第一

詞絵各六段 (詞一段欠失)奥書あり
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第一段

第一段

 幼少時に熱心な仏教信者だった父に連れられて、大雲寺に詣でた鑑真は仏像に感動して、智満禅師について出家した。

第二段

第二段

 四六歳で、清涼山にて無遮の大会を行い、貧者、病者の救済をした。

第三段

第三段

 揚州の大明寺で経論を講讃したしたときには、石の塔婆が光を放ち、また、三面六臂の般若仙が現れるなどの奇瑞があった。

第四段

第四段

 天平5年(幻想皇帝の開元二十一年)塚灯台下地費広成(多治比の広成)にしたがって入唐した留学生の栄叡(ようえい)・普照(ふしょう)らは、唐で戒律が重視されるのを見て、日本に伝戒の師をむかえる決意をする。

第五段

第五段

 天宝元年(日本では天平一四年、西暦七四二)十月、栄叡らが大明寺を訪ね、戒律伝来のための渡日を請うた。弟子たちが難航を予想して渡日を渋る中、和上は自ら海を渡る決意をする。天宝二年、東河で初めて渡海の船をつくった。

第六段

第六段

 渡日の同士であった高麗僧如海(じょかい)は道杭(どうこう)と反目し、役人に道杭は海賊と通じていると密告した。大明寺で普照は捕らえられ、池の中に身を隠した栄叡も囚われの身になる。第一回渡航計画は失敗に終わる。