あらすじ

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神戸市消防局、湊山消防署に勤務する特別救助隊隊員の小日向(上川隆也)は、理性より感情で突っ走る、猪突猛進型の性格で、一回り歳の離れた後輩である消防士の山倉(工藤阿須加)との衝突が絶えない。二人の間に入るのは、小日向の上司で誰からも信頼される優しい中隊長、桜井(杉本哲太)や、山倉の姉であり、同じ消防署に勤務する消防士でもある亜紀(小池栄子)だった。

山倉も、小日向のような特別救助隊、つまり全消防士のわずか3%しか着る事のできない「オレンジ」の救助服を着て命を救うことを目指していた。

阪神淡路大震災で亡くなった被災者のために今も花を手向ける小日向。そして家庭では妻・夏希(板谷由夏)と子供に囲まれ幸せそうな小日向。そんな小日向が見せる、救助現場での厳しすぎるほどの態度。特別救助隊になるため本格的な訓練を前に山倉は、つい恋人の優子(谷村美月)に小日向への愚痴をこぼしてしまう。

いよいよ始まった厳しい訓練に、山倉ら訓練生たちは根を上げそうになるが、女性で唯一参加している雪村(秋元才加)は歯を食いしばって懸命に訓練に耐えている。

訓練への不満を察した桜井は、ある日、訓練生たちを会議室に集めて、20年前の阪神淡路大震災での実体験を話し始める。「僕らにとって唯一の負けや」と…。

あの日、神戸で、救助の現場で、何が起こったのか。自分たちの仲間がどのような思いで救助にあたっていたのか。桜井の口から次々と衝撃の事実が明らかになる。

そして、また彼らにとって忘れられない出来事が待ち受けていた。