インタビュー

野村真美さん(大原葉子役)

一級建築士の資格を持つ才媛・葉子さん。多くの人たちとの出会いと別れ、女性としての生き方など、演じる野村さんに伺いました。

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ご出演されていて、思い出に残っていることなど教えてください。

お母さん役の山岡久乃さんとのふれあいが、本当の親子のようで印象強かったです。芝居でもよく怒られましたけれど、日常生活のことでも、ずいぶんアドバイスしていただきました。シリーズ3くらいのとき、ほかのお仕事と重なってしまって、とても大変だったんです。買い物にもいけず、食生活がとても乏しくなっていて、いろんな冷凍食品や食材など「これ食べなさい!」と、袋いっぱいいただきました。田舎のお母さんが心配してくれるような感覚ですよね。役じゃないところでも本当に心配してくださって、口は厳しいけど、深い愛情で感動しました。
実生活とかぶるところが、よくありました。私生活で恋人がいて、どうなるか微妙なときに、葉子がうまくいってると「絶対うまくいく!」と思いましたし、結婚前もいろいろあったのですが、ドラマでちょうど透と結婚するときで、「自分も大丈夫だ」と思いました。わたしは葉子と似ているところがありますから、演じるときに素の気持ちをなるべく入れるようにしています。なかなか思うようにいかなくて悔しいこともありますけれどね。

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葉子さんは、一番いろんな人に会っている役ですよね。

珠子おばさま役の森光子さんに、とてもかわいがっていただく役です。女優・森光子さんと抱き合ったり、正面からお芝居が出来るということは本当に恵まれていることです。また今シリーズでもご一緒したいですね。
かつての婚約者・太郎さんのお母さん役・草笛光子さんは本当に大好きです!とても素敵な方です。女優としても素晴らしいし、美しくて、努力もされている。何より人として心が美しいんです。シリーズ6くらいで、一緒に住んでいる設定でご一緒するシーンが多かったのですが、本当に懐が広い、大きい方です。人間的に素敵な人で、こんな人になりたいと思いました。
男性陣も素敵な方ばかりでしたね(笑)。太郎さんとは、さまざまな事件がありながら、それぞれの人生を受け入れて生きていこうという選択をし、タキさんの息子の青山さんこそ結婚するかと思っていたんですが、解消することになり、宗像さんとの結婚は、人としての大いなる愛でしたね。そして10歳年下の透…。たくさんの人を愛して、たくさんの人に愛されてきました。本当に女性として幸せだと思いますよ。

改めて、葉子さんという女性をどう思われますか?

葉子は非常に正直で嘘がつけない人です。不器用ですけれど思いやりがある。まわりからは意思を通す、頑固な人に見られるかもしれないけれど、本人としては悔いなく人生を生ききりたいんです。
今回の新春スペシャルでも、眞くんに対して「そんな結婚なんて大変よ」と言っていますが、そこだけ見ると厳しいようでも、本当にその人のためを思っているから、相手を信頼しているからこそ言っているんですね。わたし自身、はっきりしているので、そういう役回りになることが人生で何度かありました。

葉子さんの「女性の生き方」は、まさに社会問題と直面していますね。

わたし自身は、女性として生まれたからには、子どもができたら生んだほうがいいと考えています。あんなに素晴らしいことはありません。
家族としては、岡倉が理想ですよね。娘たちが次から次へと問題を抱えてやってきてはお父さんを悩ませていますが、あんなに温かい家族はいないです。家族、夫婦は温かさが大切です。

「鬼」というものは、どんなものだと思いますか?

自分の心ですね。誘惑などあっても、自分に負けない心。日々、生きている中、自分をどう扱うか、自分の心の声をどう聞くかで、心が鬼にも天使にもなるんだと思います。
ひどい人がいても合わせ鏡のようなもので、相手の見えるいいところも自分、悪いところも自分、と自分を見つめなおします。
「自分自身をどう知っていくか」が人生のテーマです。自分を大切にすることイコール人を大切にすること。そういうことに繋がって、人として成長していきたいんです。

ご覧になっている皆さまへメッセージをお願いします。

たくさんの登場人物がいて、それぞれにご自分を重ねて楽しんでいただいても、または「なに言っているんだろう!」と、ストレス発散として見てくださっても、いろんな楽しみ方があると思います。娯楽として、一緒に泣いたり文句を言ったりしながら見ていただけると嬉しいです。