水戸黄門 第40部

2009年7月27日〜12月21日(全20話


みどころ:

日本に夢と元気と笑顔を運んで40年。昭和44年8月4日に放送が始まった『水戸黄門』は2009年、放送40周年を迎えた。7月27日(月)には『水戸黄門』第40部がスタート。初回は2時間スペシャルでスケールと話題も大きく歩みを進めた。
(※写真左から:八兵衛、お娟、助さん、黄門様、格さん、弥七)

◎八兵衛復活!
『水戸黄門』の人気キャラクター八兵衛が復活した。二代目となるちゃっかり八兵衛を演じるのは林家三平。ちゃっかり八兵衛は、うっかり八兵衛を「おやじさん」と呼んで慕う、うっかり八兵衛にとっては息子のような存在だ。第1話ではちゃっかり八兵衛とうっかり八兵衛が共演し、ダブル八兵衛の楽しい芝居が話題となった。

◎里見浩太朗・黄門200回
『水戸黄門』第31部(平成14年10月14日〜)から水戸光圀役を演じている里見浩太朗の黄門が今シリーズの第8話(9月14日放送)で200回目を迎える。第8話には笹野高史をゲストに迎え、笹野が演じる旅役者が黄門に間違えられ、調子に乗って羽目を外してしまうという、偽黄門話が仕立てられた。

◎由美かおるの入浴シーンも200回
第14話(11月9日放送)では、第16部(昭和61年4月28日〜)のかげろうお銀役でレギュラー出演者として登場し、第29部(平成13年4月2日〜)からは現在の疾風のお娟と役名が変わりながらも『水戸黄門』の出演回数を重ねている由美かおるが出演700回を迎えた。
『水戸黄門』では印籠を出すシーンとならんで、由美の健康的な入浴シーンが話題になるが、出演700回目の第14話で、この入浴シーンも節目の200回目を数えた。

◎敵か?味方か? 松尾芭蕉が登場
老公一行は津軽を目指して出立し、東北と北陸を巡る行程を歩んだが、思わぬ人物が付かず離れずしながら旅に同行した。それは俳人の松尾芭蕉とその弟子・河合曽良。老公は風車の弥七から二人が弥七と同じ伊賀の忍びの出身だと知らされる。
第1話では老公が絶体絶命の危機に陥ったとき、芭蕉の命によって曽良が現れて老公に加勢するが、敵なのか味方なのかは不明。
老公一行と前後して二人も江戸を出発し、旅の途中で時々現れては(第1話、第5話、第13話ほか)、物語の鍵を握る役回りとなって活躍。芭蕉役は堺正章、曽良役は田宮五郎がキャスティングされた。

◎旅の発端は…
水戸の西山荘で穏やかな日々を送っていた老公に、江戸の水戸藩邸で大きな騒動が起こったという知らせが届く。
ある津軽藩士が材木の横流しが行われていることに気付き、その証拠をさぐっていたところ窮地に陥った。その藩士を江戸の水戸藩邸にかくまったことから、水戸藩主・水戸綱條(国広富之)は津軽藩と御家人たちとの争いに巻き込まれる。真相を探るため老公は水戸を発ち江戸へ向かう…。
第1話のゲストは風間トオル、若林豪、火野正平、高知東生、三津谷葉子、愛華みれ、水谷八重子ほか豪華な顔ぶれがそろった。おなじみの老公の宿敵、柳沢吉保(石橋蓮司)と柳沢と手を結ぶ祈祷僧・隆光(麿赤兒)、将軍・綱吉の母で隆光に傾倒する桂昌院(岩崎加根子)も健在。三人は光圀の存在を疎ましく思っており、旅の始まりに不気味な影を落とす。
第40部ではこのほかにも、安達祐実(第2話)、西田ひかる(第5話)、水前寺清子(第6話)、島崎和歌子(第11話)、黒川智花(第12話)など華やかで個性的なゲストをキャスティングして、物語を彩り豊かに支えた。


登場人物:


水戸光圀(みとみつくに)/里見浩太朗(さとみこうたろう)
越後のちりめん問屋の隠居・光右衛門を名乗り、世直しの旅を続ける水戸の老公。
優しさと厳しさを合わせ持ち、困っている人を見ると放っておけない。

佐々木助三郎(ささきすけさぶろう)/原田龍二(はらだりゅうじ)
老公のお供で剣の達人。何事にも動じない大らかな性格で、旅先でついハメをはずしてしまうことも。
格之進とは対照的に少々軟派で女性好き。

渥美格之進(あつみかくのしん)/合田雅吏(ごうだまさし)
老公のお供で印籠と旅費を預かっている。腕が立ち、ふだんは素手で闘うことが多い。
とにかく生真面目で道中日誌を欠かさない。

疾風のお娟(はやてのおえん)/由美かおる(ゆみかおる)
ふだんは旅芸人のふりをしているが、実は美貌を武器に悪の実態を探る七変化の女忍者。
芸者の娟奴や田舎娘などになりすます。

ちゃっかり八兵衛(ちゃっかりはちべえ)/林家三平(はやしやさんぺい)
茶屋の割箸を再生活用し小銭を稼ぐちゃっかり者。
うっかり八兵衛に憧れ、自身も見聞を広めたいと老公のお供を志願する。食いしん坊。

風車の弥七(かざぐるまのやしち)/内藤剛志(ないとうたかし)
老公たちを常に陰で支える元義賊の忍者。一行とは別行動をとり、悪事の情報収集を行う。
トレードマークは赤い風車。

山野辺兵庫(やまのべひょうご)/長門裕之(ながとひろゆき)
老公が暮らす西山荘の管理人で、もと城代家老。
謹厳実直な古武士だが何かと口うるさいため、老公や助、格に煙たがられることも。

松尾芭蕉(まつおばしょう)/堺正章(さかいまさあき)
俳人。老公一行に付かず離れずしながら東北をめぐる。
伊賀の出身で、一行にとって敵なのか味方なのか、謎多き人物。

河合曽良(かわいそら)/田宮五郎(たみやごろう)
松尾芭蕉の弟子で旅の供。
芭蕉の危機とあらば命を賭けて守る。俳句を読むより体を使う方が性に合っていると思っている。

桂昌院(けいしょういん)/岩崎加根子(いわさきかねこ)
綱吉の生母。
非常に信心深く、祈祷(きとう)僧・隆光に心酔し言うがままに操られている。柳沢にも力を貸す。

柳沢吉保(やなぎさわよしやす)/石橋蓮司(いしばしれんじ)
将軍・綱吉に仕える老中。
綱吉の信頼をいいことに陰謀を企てており、その前に立ちはだかる老公を疎(うと)ましく思っている。

隆光(りゅうこう)/麿赤兒(まろあかじ)
老中・柳沢と手を組む謎の多い祈祷僧。
桂昌院に取り入ることで綱吉からも信頼され、幕政に不気味な影を落とす。

あらすじ:

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