2006年7月24日〜12月18日(全20話

あらすじ:

第 1234567891011121314151617181920 話

第6話:
『印籠の故郷守る師弟愛』/輪島(2006年8月28日放送)

水戸老公(里見浩太朗)は印籠を作った若月泰山(林隆三)を輪島に訪ねる。ところが輪島では、代官の塚本典膳(中丸新将)が輪島塗を藩の専売にすると偽って私腹を肥やそうと企んでいた。
 塚本は、特に高価な泰山の作品を一手に売り捌きたいと考えているが、泰山は塚本のよこしまな計画を見抜き、断った。度重なる塚本の嫌がらせに泰山たちは困り果てていた。思案に暮れる泰山の表情を見て、老公も塚本の悪事に気付く。
 若い泰山の弟子たちは決起にはやり、郡奉行に訴え出ようと危険な企てを起こし、代官所の役人に捕らえられてしまう。弟子たちを救うため、泰山は塚本の言いなりにならざるを得ない。
 ところで弟子の一人、伊之吉(前田耕陽)だけは軽はずみな行動を慎み、泰山を安心させる。伊之吉は修行を始めてまだ五年だが、泰山の後を継ぐと期待されている。泰山の娘、ゆり(内田もも香)も伊之吉に思いを寄せている。
 実は、伊之吉は門外不出とされる泰山の技を盗むため他藩から送り込まれた男だ。密命を帯びた伊之吉だったが、泰山に心酔し更に修行を極めたいと考えていた。
 しかし、伊之吉が帰る期日が迫っていた。鷲津弥五郎(石田登星)、小倉源十郎(井上高志)という密偵が伊之吉を迎えに来る。伊之吉は、塚本が鷲津、小倉とも結託して企んでいる悪事に、自分も巻き込まれていることを知った…。


第7話:
『狙われた百万石の婚礼』/金沢(2006年9月4日放送)

水戸老公(里見浩太朗)一行は金沢に着いた。老公の姉・明芳院(淡島千景)の孫、加賀藩前田家の若君・利久(渡辺大)と京都所司代の息女・菊姫(藤井麻衣子)の婚礼がこの地で行なわれるためだ。
 加賀へお国入りする途中、菊姫は供侍たちを手玉にとって行列を抜け出した。窮屈な婚礼前に最後の自由な時を過ごしたいと無邪気に話す菊姫を、加賀藩の隣国、大聖寺藩の刺客が襲う。間一髪、お娟(由美かおる)と鬼若(照英)が駆けつけ、姫を保護する。
 老公の元へ送り届けられた菊姫は、助さん(原田龍二)と格さん(合田雅吏)を連れて城下を散策する。姫は街を歩きながら、市井の人々の暮らしに触れ、民衆の上に立つ藩主の心得について老公から学ぶ。
 名高い金沢水引の職人仕事を見学したいと楽しそうな菊姫だが、誰かを探している様子だ。姫はかつての乳母に会いたいだけだと語るが、老公は菊姫が実の母親を探しているのだと気付く。
 菊姫を狙った刺客が再び姫を襲撃する。刺客を放ったのは大聖寺藩次席家老・仙石主善(磯部勉)だ。仙石の後には江戸の柳沢吉保の影が見える。柳沢は外様大名でありながら百万石の繁栄を謳歌する加賀藩を快く思っていない。姫に事があれば加賀藩は取り潰されてしまう。
 やがて水引職人のさと(根本りつ子)が菊姫の実母だということが判明する。母を慕う子、子を思う母の愛の深さに心を動かされた老公は、菊姫とさとが対面できるよう計らうのだった。
 だがさらに執拗に菊姫を刺客が襲う…。


第8話:
『助っ人アキの越後獅子』/福井(2006年9月11日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は福井に到着。
一行は見世物小屋の小屋主・庄兵衛(滝田裕介)と音二郎(篠塚勝)ほか芸人たちと知り合った。庄兵衛は人々が喜んでくれる小屋の仕事に生き甲斐を感じている。
 老公とは別行動のアキ(斉藤晶)と鬼若(照英)は、道中熱を出して難儀をしていたおちか(尾高杏奈)に出会う。おちかは弟・三太(張沢紫星)と共に越後獅子の軽業で稼いでいる。
 アキと鬼若は姉弟と二人が父親のように慕っている親方の直助(斉藤暁)を庄兵衛の小屋に送り届ける。本調子でないおちかを休ませるため、アキが三太と組んで軽業を披露することになった。見事な二人の演技に観客も老公も満面の笑みを見せる。
 ところで両替商の赤座屋源兵衛(石山輝夫)が庄兵衛の小屋に執拗に立ち退きを迫っていた。赤座屋は周辺の土地を買収済みで、町奉行・後藤助左衛門(近藤洋介)と結託して土地を転売し、悪どい稼ぎを得ようと企んでいた。
 赤座屋はやくざ者の辰三(中田博久)を使い、意のままにならない庄兵衛に嫌がらせを繰り返えす。
 赤座屋の顔を見た直助は、赤座屋がかつて盗賊の頭目だったことを思い出した。赤座屋は三年前盗みの後、火を放ち逃げている。その時おちかたちの妹・おなつが業火の中で命を落としていた。
 直助はいつかおなつの仇を討とうと心に決めていた。直助は赤座屋に斬りかかるが、無念にも討ち損じるのであった。直助は涙ながらにおなつを喪った悲しい過去を老公に打ち明ける。
 おちかと三太も赤座屋の悪事を暴くため赤座屋の屋敷に忍び込むが、囚われの身になってしまう…


第9話:
『御老公の悪党志願!』/小浜(2006年9月18日放送)

道中、助さん(原田龍二)と格さん(合田雅吏)に年寄り扱いされ、気分を害した水戸老公(里見浩太朗)は二人とは別行動で小浜に着いた。老公は思いもがけず町奉行の佐伯倉之助(野崎海太郎)に酒席の歓待を受け驚いた。
 どうも強引に大店の取り潰しを引き受けるという、潰し屋伝兵衛に間違えられている様子。いたずら心を喚起された老公は佐伯の思い違いのまま、伝兵衛として振舞うことにした。老公は佐伯の後にさらに大きな悪者が控えていると察している。
 小浜では御用商人「春日屋」の女主人・お峯(宇都宮雅代)とお志野(宇恵さやか)の母娘が店を守っている。佐伯は赤城屋寅蔵(曽我廼家文童)に春日屋をつぶさせて店を赤城屋にまかせ、甘い汁を吸おうと考えていた。しかし赤城屋は失敗を繰り返し店はなかなか手に入らない。佐伯は止む無く江戸から伝兵衛を呼び寄せたのである。
 老公に遅れて小浜に入った助さんと格さんは、お娟(由美かおる)から老公が潰し屋に扮していると聞き驚いた。二人は赤城屋と春日屋に潜入して様子を探ることになった。助さんは赤城屋の用心棒に、格さんは春日屋のお志野に見込まれて店の手伝いをすることになった。
 老公は春日屋に出向き、お峯から事情を聞く。赤城屋の嫌がらせにほとほと困っているというお峯。まずはお峯を安心させようという計略だが、手柄を独り占めにしたい赤城屋が老公が潰し屋だと正体をばらしていしまう。邪魔をされた老公の逆鱗に触れ、赤城屋は縮み上がる。
 そうこうしているうちに本物の伝兵衛(常泉忠通)がやって来た。老公は偽者だと騒ぎ出す本物の伝兵衛。老公も自分こそ本物だと負けてはいない。伝兵衛はお志野を誘拐し、店をたたむようお峯を脅迫する。
 やがて佐伯の後には家老の檜垣元左衛門(浜田晃)が控えていることが分かる…


第10話:
『夫婦の絆は河内節』/富山(2006年10月9日放送)

水戸老公(里見浩太朗)一行は天橋立へ。一行が美しい景色を眺めていると、賑やかな男と女がやって来た。男はおけらの新助(松井天斗)という風来坊。女はおみつ(中村美律子)という河内の染物屋の女主人である。おみつは死んだ夫の頼みごとをかなえるために天橋立にやって来たという。
 おみつと新助は母子ほども年の離れた赤の他人だが、なぜか気が合い一緒に旅をしているのだという。老公は仲のよい二人を微笑ましく眺める。
 老公は土地の名産である絹織物の問屋「清水屋」を訪ねる。主人の清七(宮川一朗太)は人々のために安価で美しい織物を作ろうと情熱を傾けていた。
 若い織子のおその(芳賀優里亜)は清七の期待に応え、様々な工夫を考えて美しい織物を作っていた。
 ところでおみつは、おそのの母親がおとせという名だったと聞いて驚いた。老公だけはその表情を見逃さなかった。おみつは老公に、死んだ夫が自分と出会う前に愛していた女がおとせだったと打ち明ける。夫は死ぬ間際、おとせの娘を探し出して五十両を渡して欲しいと頼んで息を引き取ったという。
 自分をお人好しだと笑うおみつ。老公は、夫はおみつを深く愛していたはずだと語り励ますのだった。
 ところでその頃、天橋立では家老の磯貝監物(西沢利明)が織物問屋、大橋屋久兵衛(上杉祥三)と結託して藩の織物を独占して商い、私腹を肥やしていた。磯貝と大橋屋にとって安くて美しい織物を作る清七とおそのは邪魔な存在だ。大橋屋は清水屋の仕事場に火を放ち、おそのとおみつを誘拐するが…。



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