2006年7月24日〜12月18日(全20話

あらすじ:

第 1234567891011121314151617181920 話

第1話:
『加賀百万石への旅立ち』/水戸(2006年7月24日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)は、水戸の西山荘で、晴耕雨読の日々を送っていたが、一つ気になることがあった。
老公の姉である明芳院(淡島千景)の孫・利久と、京都所司代の娘・菊姫の婚礼が金沢で行なわれることだ。
 婚礼に出席して、その後は諸国漫遊の旅に出ようと、当然のように企てている老公。
ところが、明芳院から届いた文には「簡素な婚礼のため、出席は遠慮するように」との一文が!
 一方、助三郎(原田龍二)の母・静枝(池内淳子)は、以前佐々木家で働いていた竹造(大出俊)から日光へ招かれる。旅立ちのきっかけを失って落胆していた老公は、それを聞いて喜んだ。
婚礼の無事を祈願するという名目で静枝と日光の東照宮まで同行し、そのまま金沢へ向かおうという魂胆だ。
 助三郎、お娟(由美かおる)と鬼若(照英)、アキ(斉藤晶)も共に出発する。一人、旅立ちに反対し、出遅れた格之進(合田雅吏)も合流し、一行は日光に着いた。東照宮に参詣する老公。
 だが、そこでは日光の名主を務める竹造が、奉行所に関わる陰謀に巻き込まれていた。
温厚で思慮深かった奉行所目付役・森岡庄太夫(誠直也)は、何故か最近、人が変わったように冷酷になったという。
竹造は、森岡の理不尽な命令から民衆を助けようと孤軍奮闘していた。
 一方、竹造の娘・お光(米澤史織)が思いを寄せる、深見十蔵(末吉宏司)の命が狙われる!
 老公は、日光東照宮改築費用の五千両が盗み出されたことを知り、森岡の周辺を探るのだが…


第2話:
『母子逢わせた達磨さま』/高崎(2006年7月31日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は、高崎へ向かう道中、生糸問屋絹川屋の女主人・おさき(八木小織)が人足たちに襲われるところに遭遇する。助さん(原田龍二)、格さん(合田雅吏)が悪者を蹴散らすが、おさきは斬りつけられて傷を負った。
 おさきは、跡取り息子の喜太郎(満田伸明)が作った五千両の借金を返すために工面した金を持って、高崎へ帰る途中だった。
 老公と同宿して、旅籠で静養することになったおさきは、そこで働く幼いお千代(土田真里恵)に会って驚いた。お千代の首筋に花びらのあざがあったからだ。
 それは、八年前に生き別れた娘を見つける唯一の手掛かりだった。お千代が我が子だと確信するおさき。だが、おさきは自分が病に冒され、余命幾ばくもないと悟っており、母親だと名乗ることができない。
 お千代はなぜかおさきを慕い、かいがいしく看護に励む。まだ見ぬ母との再会を達磨のお札に願っていると、健気に語る。老公はおさきの表情と、仲のよい二人の様子を見て、二人が実の母娘だと気付く。
 おさきも老公には悲しい過去を打ち明け、自分がお千代の母であると告白する。それでも、お千代を抱きしめる勇気のないおさき。せめてもの想い出に、何も知らないお千代を背負い、子守唄を聞かせるのだった。
 ところで気になるのは、おさきを襲った人足たちだ。おさきは主人亡き後、一人で絹川屋を盛り立てていたが、義弟の唐木屋鹿兵衛(大河内浩)はそれが面白くない。喜太郎の後見人顔をしてしゃしゃり出て、店を乗っ取ろうと企んでいる。鹿兵衛がじゃまなおさきを消すために、人足たちを差し向けたのだ。勘定奉行・疋田万之助(伊藤高)も悪事に加担している。
 店と喜太郎を守るため、おさきは傷の癒えぬまま喜太郎が用意した籠に乗り高崎へ出発する。しかし、これも鹿兵衛のワナ。今度こそおさきに止めを刺そうと、疋田そして鹿兵衛が現われる…


第3話:
『手抜き普請の悪退治』/高知(2006年8月7日放送)

 水戸老公(里見浩太朗)一行は、信濃の善光寺に参詣する。山門近くの寺子屋をのぞいた老公は、利発な亀吉(戸島俊季)が千春(浜丘麻矢)の指導のもと元気に勉強をしている姿を見て感心した。
 老公の隣では亀吉の父親・松五郎(螢雪次朗)も隠れるようにして授業の様子をながめていた。松五郎が語る亀吉の自慢話を微笑みながら聞く老公だったが、実は松五郎の家族が幸せではないことを知った。
 松五郎は腕のいい宮大工なのだが、酒癖が悪くだらしがない。妻のおつる(岡まゆみ)はそんな松五郎に愛想をつかし、亀吉を連れて家を出てしまった。喧嘩別れした父母の間で、身のやり場のない亀吉が哀れだ。
 いつか、亀吉に尊敬されるような立派な仕事をしておつるを見返したい、と考えている松五郎に、願ってもない話が舞い込んだ。
 傷みの激しい善光寺山門の改修普請の棟梁に松五郎が抜擢されたのである。この一年酒を断って仕事に打ち込んできた姿勢を住職に(小池榮)に認められて、ぜひにと声をかけられたのだ。
 大喜びの松五郎だが、裏では善光寺代官・沢井内膳(小沢象)の悪巧みが進んでいた。普請は公儀が用意した費用と、人々の寄進で行なわれるが、沢井はそれを懐に入れようと画策していたのである。沢井の手下でやくざ者の源三(岩尾正隆)は人々から強引に寄進を取り立てる。
 手抜き工事をせよと命じる沢井に、松五郎は職人の魂を汚すことはできないときっぱり断った。沢井は亀吉を誘拐し、松五郎を意のままに動かそうとするが…


第4話:
『塩の道は絶体絶命!』/糸魚川(2006年8月14日放送)

 糸魚川へ向かう老公(里見浩太朗)一行は、塩を運ぶ人足の歩荷(ぼっか)が行き来する塩街道を通る。だが、歩荷の姿が見当たらない。老公が不思議に思っていると、山賊が現われ、先を歩いていた歩荷の一行を襲う。
助さん(原田龍二)と格さん(合田雅吏)が山賊を蹴散らしたが、歩荷の一人・ともゑ(宮本真希)は、逃げる山賊の中に久吉(金山一彦)の姿を見つけ追いかける。だが久吉は山中に消えた。
 しばらく前まで、ともゑは、祖父・仁助(山田吾一)、父・伍平(樋浦勉)そして孤児の久吉と一緒に塩を運びながら幸せに暮らしていた。兄妹のようにして育った久吉とともゑだったが、二人は将来を誓い合った仲でもあった。
 ところが、一月ほど前から街道に山賊が出没し、歩荷が襲われるようになった。代官所に山賊を捕らえてもらうため、山賊の隠れ家を突き止めようと危険な賭けに出た仁助と久吉たちは、山賊に見つかって追われ、仁助は崖から落ちて死んだ。その後、久吉は行方が分からなかった。久吉が仁助を見捨てたという噂もあり、ともゑは久吉を恨んでいた。
 そんな事件の後でも代官所は山賊を取り締まることをせず、ともゑたちの訴えを聞こうともしない。それは何故か。
お娟(由美かおる)の調べで、山賊騒動は塩の儲けを自分のもにしようとする陣屋代官・黒岩勘太夫(黒部進)の悪巧みだということが分かった。
 悪事の証拠をつかみ、代官を懲らしめるため、老公と助さん、格さん、アキ(斉藤晶)と鬼若(照英)も歩荷に加わって塩を運ぶ。
 案の定、山賊が一行を襲う。危機を脱して、山中で久吉に出会った老公は、久吉も代官の悪事の実態を調べていたことを知る。ともゑも久吉を誤解していたことに気付いた。
 老公は黒岩の悪事の拠点である陣屋に乗り込んだ…。


第5話:
『美人女医は暴れん坊』/富山(2006年8月21日放送)

 富山に着いた水戸老公(里見浩太朗)は、名物のイカの鉄砲焼きを食べ過ぎて腹痛 を起こす。助さん(原田龍二)に連れられて町で評判の医者を訪ね、美人女医の板垣綾(藤あや子)の診察を受ける。幸い症状は軽く、老公は次第に回復する。
 綾は腕はいいが、歯に衣着せぬ言葉使いで、考えるより行動が早い。人々は猪突猛進だとあきれる。
 だが、貧しい怪我人、病人からは金を取らない。その上、柔術のたしなみがあってけんかに強いので、町の人々から何かと頼りにされている。
 綾は、最近見つけた空家を改築して人々のために養生所を開きたいと、助さんに夢を語る。献身的に治療を施し、人々からも慕われている綾に老公と助さんは好感を持った。綾も剣術の腕が立つ助さんを頼もしく思う。
 その綾が、なぜか最近富山では薬代が高騰して、十分に治療をする事ができないと嘆く。お娟(由美かおる)の調べで、家老の時村将監(亀石征一郎)が薬種問屋を脅し、私腹を肥やしている事が分かる。町医者の道斎(中田浩二)も悪事の仲間だ。
 ところで、患者を取られて日頃から綾を疎ましく思っていた道斎は、綾が探した空き家に火を放つ。必死に火を消し止め、綾と人々は養生所建設の誓いを新たにする。
 そこへ老公と鬼若(照英)が深手を負った道斎を担ぎこんできた。口の軽い道斎から悪事が漏れることを恐れた時村に、口封じのため斬られたのだ。放火の犯人だと知りながらも綾は道斎を懸命に治療する。
 傷の癒えた道斎から薬高騰のからくりを聞き出した綾は、時村を糾弾するため屋敷に乗り込んだ。だがそれは時村の思う壷。綾に危機が迫る。助さんが救出のために急ぐ…。



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