TBS「メヂカラ」

毎週木曜日よる10時54分放送

「＋1のチカラ」

プレイヤーとは違う目線でスポーツに向き合うマネージャー。このコーナーでは、『縁の下の力持ち』にとどまらず、選手と厚い絆で結ばれたマネージャーを紹介します。

「厳しさを上回る魅力を」日本大学芸術学部　殺陣同志会　中野沙織里さん

チャンバラを究めるユニークな殺陣同志会。が、厳しい練習としきたりを重んじる体質はまさに体育会。1、2年生は斬られ役をひたすら練習し、上級生は斬り役と指導、演出に励む。刀や槍を巧みに扱い立ち回る姿は、迫力とともに美しさも放っている。｢ハードで何度も辞めようと思ったのに、楽しさに変わりましたね｣と話す中野沙織里さんは、運営に携わりながら自らも演者。存分に殺陣の魅力を表現し、部の伝統と誇りを守り抜いています。

ステイタス

（写真1）

1、2年生が稽古場で口にできるのは、｢はい｣｢お願いします｣｢ありがとうございました｣のみ。まさにその厳しさを物語る。｢スパルタ合宿を乗り越えた者だけが手に出来る部員バッチなんです！｣

切磋琢磨の仲

（写真2）

低学年は重要度が高い斬られ役を猛特訓。｢斬る、斬られる関係は密接。指導側になると後輩が自分の鏡です。後輩が辞めたいと言うと殺陣の本当の面白みを伝えられていないと皆で反省。厳しさ以上の魅力を伝えたいですね｣

憧れは緋牡丹お竜？！

（写真3）

殺陣を極める一心で観始めた任侠映画。｢緋牡丹博徒の藤純子さん、かっこいいですよ～｣。女性ならではのしなやかな立ち回りを目指す。｢私自身が演じる好きな立ち回りは座頭市の逆手刀殺法。逆手の刀の流れが美しい！｣

刀以外はペンを握る

（写真4）

｢小さい頃から作文が好きでしたね｣。谷川俊太郎の作品で、詩を綴る楽しさに触れた。文芸学科で腕を磨き、部活では公演の脚本も書く。国語の先生になりたかったが、｢進路は只今検討中(苦笑)｣

大切な仲間への応援メッセージ

（メッセージ）

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プロフィール
中野沙織里さん

★殺陣同志会に入ったきっかけ：勧誘時に殺陣の魅力を熱く語られ。でも元来、努力し続けて得る達成感が好き。
★スポーツ歴：中高時代はバドミントン部所属
★｢小さいときに流行っていたのがセーラームーン｣。かっこいい女性がうける時代の申し子か、まさに殺陣は沙織里さんにふさわしい世界らしい。

（写真）

日本大学芸術学部　殺陣同志会プロフィール

演劇学科の学生数名により1958年に結成され、俳優の真田広之氏をはじめ映画、舞台で活躍する卒業生も多い。文化部連盟に所属するものの、部の体質は体育会系とも。刀を用いた身体表現に力を入れ、学内外の公演に向けて日々、稽古に励む。