インタビュー

[第二回]北條周作 役 / 松坂桃李さん

Qドラマの企画を聞いた時のお気持ちは?

この作品を連続ドラマでやると聞いて、まず驚きました。同時に、映画や単発ドラマとは違って、毎週の積み重ねだからこそ届けられるものがあるだろうと、自分自身、楽しみでワクワクしています。それと、僕にとって大きいのが、監督が土井さん、脚本が岡田さんの作品に参加できること。何年も前にお世話になった大好きなお2人とまたご一緒できるのがすごくうれしいですし、自分の成長を見せなければというプレッシャーや緊張感もあります。この作品を、素晴らしいキャストの皆さんとしっかりお届けしていきたいです。

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Q台本を読んだ感想を教えてください。

読みながら、その場に流れている空気を自然に感じられる台本です。セリフやト書きがぎっしり詰まった情報量の多い台本もありますが、岡田さんが書かれるものは行間を感じるというか…。そこが大きな魅力だと思います。ト書きがなくて短いせリフのやりとりだけが続くページもあって、そういうシーンはこちらが試されているような気がしますね。

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Q周作の人柄や役作りに関して教えてください。

周作のいいなと思うところは、すずさんに対する思いやり。だから、そこは特に大切にしようと思っています。夫婦のシーンはゆっくりした時間が流れていて、演じていても心地いいです。
ドラマの舞台は広島の呉で、セリフも広島弁です。土井監督をはじめ広島出身のスタッフが多いので、現場は常に広島弁が飛び交っています。僕は去年、呉で映画の撮影をしていたので、聞き馴染みもあります。方言って、最初は高い壁ですが、必死に向き合っていくうちに、ふと自分の芝居の味方になってくれる瞬間があって、そうなると心強いんです。地元の方がご覧になっても違和感のない広島弁を目指します。

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Q松本穂香さん演じるすずについてはいかが?

松本さんはすずさんにピッタリですね。撮影の合間も「ああ、すずさんだ」って感じることがよくあります。周作を演じる時に、単に自分の中から発するというよりも、相手の雰囲気や言葉を受けて芝居をすることが多いので、そういう意味でもすごくいい手掛かりをもらっています。それと、松本さんはおとなしそうに見えて実は面白い方なので、話していると楽しいです(笑)。

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Q戦時中のセットの現場はいかがですか?

スタッフの皆さんのものすごい熱量を感じます。早くから家を建てて、木を植えて、段々畑まで作って、さらに防空壕まで。原作の再現度というか、オープンセットの作り込みがほんとにスゴイ! もちろん衣裳や小道具なども含め、作品への愛情をすごく感じる現場ですね。おかげでドラマの世界観にポンと入っていけますし、演じる上で本当に大きな力をもらっています。

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Q広島ロケの思い出はありますか?

広島はいい方が多いです! 「○○じゃろ?」とか「○○じゃけぇ」とか言葉も人柄も温かくて、特に女性が話す広島弁はいいですね。去年、映画のロケの時に行ったおでん屋さんに今回も寄ったんですが、おかみさんが僕のことを覚えていてくれて、身内が来たみたいに喜んでくださいました。話もはずんで、地元の方たちと直接触れ合えてうれしかったです。

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Q戦時中の話ですが、何か感じることはありますか?

戦争を題材にした作品を、戦争を知らない僕らが演じることの意味は大きいと思うので、僕らの世代が伝えられることをしっかり伝えていきたいです。と同時に、今回は広島で暮らす人たちの日常を描いた作品です。毎日の暮らしの中にある小さな笑いとか、生き抜く強さを感じていただき、「ああ、こういうことが幸せだよね」と気づいてもらえるようなドラマになればいいなと思っています。

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