現場レポート

27  第9話、放送終了しました!! part2

【いざ、龍馬暗殺の日!】
「5月25日の早朝から、翌日(26日)の朝5時まで」という長い時間をかけ、レギュラーロケ地の一角で撮影されていたのは、まさに“内野龍馬暗殺の瞬間”でした。

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ロケ地に到着!ずんずんと奥へ入っていくと…

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食い入るようにモニターに見入るスタッフたちの姿が。

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殺陣のシーンが大好きという佐藤隆太さん。小出さんとともに、熱心に稽古に励みます

この撮影に入る数日前、このシーンへの意気込みを伺うと、「殺陣は時代劇の醍醐味ですから、思い切り演じたいと思っています。(小出)恵介とも思いっきりやりあえるのが楽しみですし、2人の息が合えば多分いいシーンになるはずです」と答えてくださったのは、東修介役の佐藤隆太さん。
まさか、龍馬の護衛についていたはずの東が、龍馬の額を斬りつけるなんていう事態を、いったい誰が想像していたでしょうか!?これまでの数少ない東のセリフから察するに、どうやら彼には兄がいて、なにかしらのわだかまりを龍馬に対して抱いているということは伝わってきていましたが。。。

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「もっと追いつめられた表情で演じたほうがいいですかね?」と監督に相談していた小出さん

そして、対するは「龍馬暗殺」の命を受け、動揺を抱えつつも上京してきた恭太郎を演じる小出さん。こちらも殺陣のシーンへの気合は十分で、重い刀を手にスマートな身のこなしをみせ、2009年に放送された前作が「時代劇初出演」だったとは思えぬ成長ぶりで、監督たちを唸らせていました。
小出さんと佐藤さんのお2人といえば、ドラマ『ROOKIES』での共演がふと思い起こされますが、あの野球帽を被って爽やかな汗を流していた姿とは打って変わり、2人の身体からは殺気がメラメラ。なんとも迫力あるシーンに仕上がっていたのではないでしょうか。

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刀のぶつかり合う音が、夜空に響きます。若くて勢いのある2人だからこその、迫力あるシーンとなっていましたよね。撮影の合間には、2人で仲良く差し入れの果物を頬張り、談笑する姿も(笑)

そんな中、神妙な面持ちで現場入りされたのは、坂本竜馬役の内野聖陽さん。役に対する愛着ゆえか、「暗殺シーンを迎えるのが怖い」と、かねてより口にしていらした内野さんのこと。この日は心の中にやりきれない思いや悲しみが渦巻いていたのではないでしょうか。淡々と、その運命を受け入れるかのように、言葉少なに芝居へと没頭する内野さんからは、どこか覚悟も決めておられる様子も感じられましたが…額を割られた後のシーンでは、特殊メイクと血糊の施された自分の顔を鏡でまじまじと見つめ、ちょっと悲痛な表情を浮かべていたのが印象的でした。

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延々と撮影が続く中、斬られた龍馬が地面に倒れこむ場面では、モニターで自らのお芝居を厳しい目でチェックする内野さんの肩に手を置き、その心を慰めるかのように寄り添う大沢たかおさんの姿もありました。
きっとあの瞬間、仁先生を演じる大沢さんは、誰よりも内野さんの痛む胸中を理解して、その心に寄り添っていたのではないでしょうか。こんなお2人の姿からも、仁先生と龍馬さんの友情に匹敵するほどの、大沢さんと内野さんの厚い信頼関係を垣間見たような気がしました。

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またもや大事なときに頭痛に襲われてしまった仁先生!

さて、来週放送の第10話では、仁が龍馬の大手術に挑みます。「南方仁がおれば、坂本龍馬は死なん!」の言葉通り、仁は今や唯一無二の親友となった龍馬の命を救うことができるのでしょうか??注目の第10話も、どうぞお見逃しなくご覧ください!

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いつかの撮影中の内野竜馬さん。そのまぶしい笑顔を、もう一度見られる日はやってくるのでしょうか…