現代地図でみる「JIN -仁-」の名所

『トーマス グラバー邸』(現・長崎県長崎市南山手町2)

(写真)スコットランド出身の商人・トーマス・ブレーク・グラバーは、『ジャーディン・マセソン商会』の長崎代理人として来日。その後、自らの会社『グラバー商会』を設立して貿易商となり、日本からは生糸や茶を輸出、海外からは武器や船などを輸入して利益をあげていた。『グラバ―商会』が倒産した明治維新後は、かねてより交流のあった三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎とタッグを組むなどして活躍。日本人女性と結婚し、日本に永住した。
1863年(文久3年)に建てられたトーマス グラバー邸(旧グラバー住宅。設計はグラバー自身が行い、当時は接客用の別邸だった模様)は、“日本最古の木造西洋風建築”として国の重要文化財にも指定されている。

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