現代地図でみる「JIN -仁-」の名所

『寺田屋』(現・京都府京都市伏見区南浜町263)

(写真)寺田屋のある伏見とは、京都と大阪を結ぶ交通の要所(大阪から京都へ行く荷物の荷揚げ場だった)で、船宿が多く存在する町だった。そんな中、お登勢が女将として切り盛りする寺田屋は、坂本龍馬が定宿として利用していたことでも知られ、「維新は寺田屋の一室から生まれたり」と言われるように、この場所には多くの倒幕派の志士が集まって酒を交わしていたという。幕末当時の建物は、『鳥羽・伏見の戦い(1868年・慶応4年)』の際に焼失しており、現在ほぼ同じ場所に建っているのは、その後に再建したものである。

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