用語解説

防空監視隊
敵機の襲来を早期に発見するための組織。内務省が主務官庁となり1937年(昭和12年)に制定された「防空法」に基づき編成された。事実上、警察の指揮の下、青年学校の生徒などを中心に構成されていたが、戦争の長期化により人員補充が難しくなり、戦時末期には隊員の多くが女性だった。
10月10日の大空襲
1944年(昭和19年)10月10日に、アメリカ海軍機動部隊が行った大規模な空襲のこと。「沖縄大空襲」と言われるほか、行われた日付から「10・10空襲(じゅうじゅうくうしゅう)」とも呼ばれる。集中的に攻撃された那覇市内は90%が焼失したといわれ、壊滅状態となった。この翌年の3月末、ついに米軍が上陸作戦を展開。4月1日には6万人もの米兵が沖縄本島へと上陸し、多くの犠牲者を伴う激戦が6月末まで続くこととなる。
内政部長
ここでの「内政部長」とは、副知事のポストに当たる人物のこと。
戒厳令布告
「戒厳」とは、戦時下などの非常事態時に、立法・行政・司法の統治権を一時的に軍へ移行すること。
内務省
中央官庁の一つで、地方行政のほか土木、社会衛生、警察など、国内行政の中心を担っていた。戦前〜戦中は大きな影響力を持っていた行政機関だったが、敗戦後はGHQの指令により解体された。
南洲翁遺訓
維新に尽力した大久保利通、木戸孝允とともに“維新の三傑”と呼ばれた西郷隆盛の遺訓集のこと。「南洲」とは、西郷の雅号(別称)。
台湾総督府
当時の台湾は、1895年(明治28年)に日本と清国との間に結ばれた「日清講和条約(下関条約)」により、日本の領土となっていた。このとき、台湾を統治するために置かれたのが、日本の出先官庁となる「台湾総督府」だ。ちなみに、当初の台湾総督は現役軍人から任命されていたが、のちに台湾軍の指揮権が台湾軍司令官へ移譲されたため、高級官僚などの文官が就くようになった。しかし、1936年(昭和11年)から太平洋戦争の敗戦までは、再び軍出身者が総督に就いていた。
食糧営団
まず「営団」とは、国策のために官民協力の形態で設立された「特殊法人」の一つで、1941年(昭和16年)に「住宅営団」「帝都高速度交通営団」「農地開発営団」が発足したことに始まる。その翌年、農林水産庁による食糧の配給など食糧統制を目指した「食糧管理法」が成立し、それに伴い各府県に「食糧営団」が設置された。
制空権、制海権
自国や自陣ほか戦場において、敵対勢力の妨害を受けずに自国の飛行機や船舶が自由に行き来できる、または諸作戦を展開できる状況を維持していること。1945年(昭和20年)2月、米軍はまだ本島へ上陸していなかったが、歴然とした軍備の差から、制空権、制海権とも米軍に奪われていた。
艦砲射撃
戦艦に搭載している大砲などの火器により、陸上を攻撃すること。沖縄戦では地形が変わってしまうほどの艦砲射撃が行われたといい、“鉄の雨”などど呼ばれている。
アメーバー赤痢
「赤痢アメーバ」の寄生が原因により発症する消化器伝染病。世界各地で発生しているが、特に熱帯〜亜熱帯で多く見られる病気。

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