はじめに

緒形直人

(写真)

島田叡さんは一人でも多くの沖縄県民を守るために走り回った人ですが、そういう人物がいたということも知らずに、脚本で初めて出会いました。役者であれば誰でもやってみたい役だと思うので、気合いを入れて演じさせていただきました。
振り返ってみれば、島田さんはヒーローのように言われていますが、やはり彼自身も初めて沖縄の地に降り立っていろいろなことと戦ったと思います。すんなりとはいかなかったでしょうし、五感をフルに使ってもがき苦しんだと思いです。そういうところを丁寧に演じたいと思いました。
過去にあったこういう出来事を、現代の人たちに伝えていくというのは僕たちの重要な役割だと思っています。ですからこの作品を通して、こういう人間がいたということと、沖縄でひどい戦争があったということを、ドラマとドキュメンタリーで重厚にお見せすると思いますので、自分も勉強するつもりで観たいと思っています。

的場浩司

(写真)

荒井さんはものすごく人間臭い人だと思います。責任感が強く、自己犠牲ではなくて、とにかく自分の使命のために一生懸命いろいろなことをやられた方だと思います。
台本を読ませていただいて、そして自分なりに資料を集めて読ませていただいて、その時に感じた印象をそのままお芝居にしようと。一番大事にしなきゃいけないと思ったのは、本当に「魂込めて演じること」です。
年数が経つほどに戦争に対しての意識や、戦争っていうものが実際にこの日本でどう起きたのか、どういうものだったのかということを知っている人が少なくなっていくと思います。このような作品を観ていただいて、自分を含めて自分より下の若い世代にもう一度きちんと認識していてもらいたいと思います。

藤原康延制作プロデューサー

「沖縄戦のこと、どれだけ知ってますか?」
「沖縄戦当時の知事がどのような人物だったか知ってますか?」
現在の沖縄の置かれた状況を理解するためには、沖縄戦がどのように戦われたかを知っておく必要があると思います。県民から慕われながら、今では知る人も少なくなってきている島田叡知事を通して、沖縄戦を描けないかというのがこの番組の出発点です。
島田知事は玉砕、自決という言葉が飛び交う戦場で、県庁職員に「生きろ」といい続けた「異色」の存在でした。当時、「生きろ」との言葉をかけられた県庁職員の女性は、私たちの取材に「どうして、知事はそういうことをいうのだろう。死ぬ覚悟は決めているのに」と、あまりの驚きに口が利けなかったと言いました。その意味がわかり始めたのは、戦後だいぶ過ぎてからだと話していました。
島田知事の戦場での行動を調べれば調べるほど、そういう知事が沖縄にいたんだという熱い思いがこみ上げて来ます。戦中最後の沖縄県知事のことを、ひとりでも多くの人に見てもらうことで、島田知事のこと、沖縄戦のことが視聴者の記憶に残ることを願っています。

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2013.07.29
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