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第480回2006年01月29日
ファテープル・シークリー(インド)
遺産名:
ファテープル・シークリー
Fatehpur Sikri
所在地:インド(India)
分 類:C(ii)C(iii)C(iv)
登録年:1986
放送日:2006年01月29日
放送回:第480回
ファテープル・シークリー
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ファテープル・シークリーは、インド史上最大のムガル帝国が築いた都のひとつ。第3代皇帝アクバルが世継ぎの誕生を言い当てた預言者にゆかりのある場所に、赤砂岩を使って王宮やイスラームのモスク、街区を建てた。帝国が繁栄の基盤を確立した頃のものであるが、たった14年で放棄された。その理由は諸説あり、定かではない。
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ファテープル・シークリーの建物はほとんど赤砂岩で作られているが、用途がわからないものが多い。この五層の楼閣のような建物は、インド古来の木造建築に見られる柱や梁の作りを取り入れていると考えられる。ムガル帝国は、タージ・マハルなど、インドイスラーム建築の傑作を多く生み出したことで知られるが、ファテープル・シークリーの建造物はほかのどのムガル建築と比べても突出した奇抜さを感じさせる。
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側室のための後宮ではないかと言われる建造物。ムガルはイスラーム王朝でありながら、ヒンドゥー世界の建築の要素を積極的に取り入れている。これは、皇帝アクバルがインドのすべての異教の王朝を収めるために、宗教の垣根を越えた政策をとろうとした意識のあらわれではないかと考えられている。事実、アクバルは異教徒に対する租税を撤廃したり、異教徒の側室をもつなどしている。
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私的謁見室と考えられている建物の内部はひときわユニークにデザインされている。四方7mほどの部屋の中央に無数の持ち送りで飾られた太い柱があり、その上に対角に通路が渡されている。一説では、この柱の上が皇帝の玉座であり、アクバルは自らを神として、その存在を示そうとこのように作ったのではないか、という。真相はわからない。
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