
紀元前3世紀に熱帯の島スリランカに仏教が伝えられ、時のティッサ王は北部の平原アヌラーダプラに華麗な仏教都市を建設。最盛期には仏塔を中心に30を越える寺院があった。 |
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仏塔の中には、釈迦の遺骨が収められている。高さ100mのルワンウェリセーヤ仏塔(BC2世紀)をはじめ、現在6基の仏塔が当時の人工池のほとりに残されています。人工池の水は、今も人々の生活に欠かせない。 |
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仏塔を中心にした広大な寺院の敷地には僧院や病院、食堂などたくさんの建築物があったが、現在は、石造りの基壇と守護神像、そして、無数の石柱だけが過ぎし日の賑わいを伝えている。 |
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アヌラーダプラにはBC3世紀にインドのブッダガヤから枝分かれされた菩提樹があり、毎年12月の満月の夜、国中の尼僧が集まり、夜を徹して祈りを捧げる。後世東南アジアに伝わったスリランカの仏教(上座部仏教)は、釈迦の時代の原始仏教の姿に近いといわれている。 |
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