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第295回2002年04月07日
アテネのアクロポリス(ギリシア)
遺産名:
アテネのアクロポリス
Acropolis, Athens
所在地:ギリシア(Greece)
分 類:C(i)C(ii)C(iii)C(iv)C(vi)
登録年:1987
放送日:2002年04月07日
放送回:第295回
アテネのアクロポリス
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高さ70m、石灰岩の台地にそびえる神殿、アクロポリス。そこは、堅固な要塞でもあった。紀元前480年、ペルシア戦争の勝利を守護神アテナに感謝するため、パルテノンは再建された。4年に一度の大祭では、奉納の衣を先頭に、長い行列が神殿まで続いた。
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神話では、女神アテナが大地を槍で突き刺すと、オリーブが芽生えたと伝える。ギリシア人は、神々を人間の姿で描いた。理想の美を追い求め、生身の体は一つの個性を超え、永遠性を得たのだ。そこには、ヨーロッパが求めつづけた美の原点がある。
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パルテノン神殿は、外から見ていかに美しくあるかを極めた建築である。床は、中央に向かって、わずかに盛り上がっている。縦溝をめぐらして陰影をつけた円柱には、エンタシスと呼ばれる膨らみがある。さらに、柱全体は内側に傾き、すべての線は、微妙な曲線で構成された。
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6体の少女像が柱となったエレクテイオンは、15年前に復元された。実はこの時、本物は外され、精巧なレプリカが置かれた。大気汚染による酸性雨が大理石を溶かし、もろい石膏に変えてしまうのだ。永遠を謳われたアクロポリスが、今見せるのは、廃墟の美しさなのだ。
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