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第262回2001年07月22日
広島平和記念碑(原爆ドーム)(日本)
遺産名:
広島平和記念碑(原爆ドーム)
Hiroshima Peace Memorial (Genbaku Dome)
所在地:日本(Japan)
分 類:C(vi)
登録年:1996
放送日:2001年07月22日
放送回:第262回
広島平和記念碑(原爆ドーム)
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核兵器廃絶・平和のシンボルとして世界遺産に登録された原爆ドーム。戦後広島の廃虚に作られた平和公園の一角に立つ。名前の由来となったドーム部は鉄骨を残し、建物全体は1階部分を残して殆どが破壊されている。木製の壁や天井は焼け落ち、内部にはそれらの残骸が今も残されたままである。無残な姿をさらしたまま、1945年8月6日の惨劇を今に伝える。
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原爆ドームは、かっては広島県産業奨励館と呼ばれ、大正時代に建設された。ほぼ真上から爆風を受けたことで全壊は免れたが、不安定な状態で残った壁とむき出しのレンガは老朽化が進む。広島市は過去2度の大規模な補修保存工事を実施している。壁を何十本もの柱で支え、レンガや壁のひび割れには樹脂が注入されている。また、レンガのひとつひとつの形状に至までの細かなデータが集められ、万一の事態に備えている。
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原爆は、猛烈な爆風と熱線をもたらせた。爆心地から周囲2kmの殆どの建物が破壊された。そして、老若男女を問わず、多くの命を奪い、傷つけた。その年に亡くなった人の数は、およそ14万人にのぼる。さらにその放射線によって引き起こされた白血病やガンが無傷の人の体をも蝕み、その被害は今も続いている。核兵器が無差別・残虐兵器であることを原爆ドームは物語る。
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戦後まもなく原爆ドームを取り壊せ、という声があがった。「あの日の記憶を呼び戻す」「未来を見据える広島に必要ない」解体論が強まる中で、若者たちが保存運動を始めた。きっかけは白血病で亡くなった高校生・楮山ヒロ子さんの日記。そこには原爆のことが時代の流と共に忘れられ、「原爆ドーム(産業奨励館)だけが恐るべき原爆を世に訴えてくれるだろう」との思いがつづられていた。
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