ゲストインタビュー


第11回 宇梶剛士さん

――撮影中、なにか印象に残ったことは?

蔵之介さんは、すごく存在感のある役者さんなので、演じる姿を見ているのは楽しかったですね。僕も蔵之介さんも舞台出身なので、なんていうか、例えば外国旅行をしているとき、同じ日本人に会えてホッとするというか、そんな気持ちを感じていました。
撮影中のエピソードというと、安積ハンチョウが高野警部の指示を聞かずに行動するというシーンがあって、そこで安積班のメンバーが高野の前に立ちはばかるんですね。で、メンバーとにらみ合いになるんですけど、僕がギッとにらむと、目線のあった人がフッと目を逸らすんですんですよ(笑)。それでついつい吹いてしまって、何度か撮影にご迷惑をかけました。あらためて、この場を借りて謝罪させていただきます(笑)。

――第11話の見どころというと?

まずは安積班と高野警部の、捜査方針の違いですよね。同じ事件を解決するに当たって、高野警部は自分の経験から、一般的に至極順当な手順で捜査を展開するんですけど、それに対して安積班は、捜査の方法論ではなくて“ハート”で捜査をしていきます。その対比を観ていただければと思います。
それと、最後には安積と高野の、男同士の気持ちの通じ合いを感じられるエピソードもありますので、そこもお楽しみにしてください。