あらすじ


第十二話あらすじ 2010年9月20日(月) よる8時

 ある路地で荻島吾郎(みやざこ夏穂)という男の刺殺体が発見された。現場に駆けつけた村雨(中村俊介)と桜井(山口翔悟)は、事件現場近くのアパートから聞き込み捜査を開始。その一室に住む増山という老人(大滝秀治)に話を聞こうとうするが、増山は警察が嫌いだと協力を拒む。一方、須田(塚地武雅)と黒木(賀集利樹)は、事件現場近くの雑居ビルの非常階段で、凶器と思われる血に染まったナイフを発見。犯人のものと思われる足跡を調べてみると、屋上の一角で途切れていた。どうやら隣のビルへ飛び移ったようだ。
 その翌日、殺された荻島の身元が判明。荻島は元警官で、闇社会との癒着を噂されていたという。安積(佐々木蔵之介)は須田と黒木に荻島の身辺調査を命じると、村雨と桜井は再度、増山に事情を聞きたいと申し出る。
 村雨と桜井が増山のアパートへ向かう途中、大沢佑香(藤田麻衣子)という介護士に付き添われている増山に遭遇。足の悪い増山を桜井が背負って、増山のアパートへと向かった。桜井が事件のことを尋ねると、日をあらためて桜井一人で来てくれと増山。
 翌日、桜井が一人で増山を訪ねると、増山は桜井に心を開いたのか、ぽつぽつと身の上話を始めた。それによると、増山は前科者で、長いこと刑務所に入っていたとのこと。桜井と同い年くらいの孫がいるが、家族に迷惑をかけたので会えないという。また、生活保護を受けているが2日後の支給日まで金がないと漏らす。その言葉を聞いた桜井は、当座の生活費にと、増山に5万円を渡した。すると増山は、事件の日に揉めていたのは外国人だったと桜井に話した。
 意気揚々と署に戻った桜井は、増山の目撃証言を安積らに報告するが、安積から増山が前科7犯の伝説の詐欺師であることを知らされる。増山の身の上話は、全て嘘だったのだ。 神南署を飛び出し増山の姿を探す桜井は、ほどなくパチンコ屋で増山を発見。怒りをぶつける桜井だったが、増山は「デカが簡単に相手の言うことを信用するもんじゃない」と涼しく言い放つ…。