ある日、清水(桑野信義)という男の遺体が発見された。清水は人材派遣会社の経営者だが、実態は外国人を工事現場や風俗店に斡旋するブローカーだったようだ。その時、警察無線に金属バットを持った不審者が逃走中という連絡が。安積班は手分けをしてその不審者を探す。そして安積(佐々木蔵之介)が追い詰めた不審者は、ソンサックというタイ人だった。署で取調べを受けるソンサックは日本語が理解できないため、浜野(野村佑香)という通訳が取調室に呼ばれる。するとソンサックは、あっさり罪を認めた。しかし、村雨(中村俊介)はソンサックが日本語を理解しているのではないかと疑う。その後の調べで、清水が事件当日に集金した600万円が現場から消えていることもわかった。
安積は、ソンサックが通っていた日本語学校を訪れる。教師の柏木(古田新太)によると、彼は日常会話程度なら問題ないという。その時、柏木のもとに学生が駆け込んできた。日本語学校の生徒数人が、数日前から行方不明だというのだ。しかもその中には、ソンサックの妹がいるという…。
須田(塚地武雅)らの捜査で、ソンサックにはタイに残した弟がいることが判明。しかもバンコクの病院に入院中のため多額の治療費が必要だという。ソンサックへの疑いはますます強まる。そんな折、清水が外国人女性を斡旋していた店に聞き込みに来た村雨は、生徒を返せと店の男に詰め寄る柏木に出くわす。