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原作紹介

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『ハンチョウ』の原作である『神南署安積班』(ハルキ文庫)の安積班シリーズは、1988年より書き続けられ、累計100万部を超える販売数を誇る人気警察小説。 強行犯係の班長・安積剛志警部補と彼の部下たちが、様々な都市型犯罪を追う物語である。 正義感が強く、部下からの信頼厚い安積が牽引する強行犯係は、時に本庁と対立しながらも、抜群のチームワークを発揮し、事件を解決していく。 人間としての刑事、一人ひとりのドラマをリアルに描き出したストーリは、読者から高い支持を得ている。


原作者コメント

「シリーズ2」が決まったときは、第1作目とは違った嬉しさがありました。それは「3、4と続いていくかもしれない」、という期待があるからです。 小説もそうですが、第1作目というのは、まだキャラクターが固まっていません。2作目に入って、いい意味でこなれてくれればいいと思います。
事前に台本はいただいていますが、簡単に目を通すだけで、熟読はしません。 それは原作者としてではなく、一視聴者としてこのドラマを楽しんでいるからです。 主演の佐々木さんはじめ、役者、スタッフの皆さんには、原作をうまくミックスして、ドラマならではの「安積班」を自由に創り上げて欲しいです。 今回はどんな事件か、安積班はそれにどう対処していくのか…… 皆さんも同じ気持ちで、「ハンチョウ〜神南署安積班〜」シリーズ2を楽しんでいただければ嬉しいです。

今野敏

1955年北海道生まれ。 上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞しデビュー。06年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。近刊に『同期』『凍土の密約』、安積班シリーズ最新刊に『夕暴雨』がある。


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