橋本です。


いやあ、ゴールデンウィーク真っ盛りですね。
5連休が全部晴れなのって、25年ぶりだそうです。
どこかに出かけた方も、出かけなかった方も、お疲れ様です。
「ハンチョウ」チームは、暦とはまったく関係なく、
怒涛の6日連続撮影の真っ只中でございます。


今日は、緑山で早朝からロケ＆スタジオ撮影。
さらに、過酷な本編の撮影スケジュールを縫って、
スペシャルな番宣スポットの大掛かりな撮影も敢行しております。
宣伝部さんの涙ぐましい努力とご尽力により、
日本のドラマとしては初となる「番宣スポット」にチャレンジしているのです。
あ、どこがスペシャルかというと・・・、
これも関係各所の事情により、今はまだ詳しくお知らせできませんが、みなさんが驚くこと間違いなしだと思います。
ぜひ、お楽しみに！


さて、今日のスタジオですが、第2話（仮）と第4話（仮）と第8話（仮）を撮影しております。
実は今回のシリーズ3は、ほとんど収録が終わってからオンエアーが始まるので、オンエアー順に撮影していないんですね。
ゲストの方のスケジュールに合わせて撮影したり、収録してからオンエアー順を入れ替えたりもするので、なかなかややこしい状態です。


だから、今日撮影している回がいつオンエアーになるか、今の段階では正確に言えなかったりもします。
言えなかったりもしますが、せっかくの連休なので少しだけ言いますと、
今日撮影しているのは、村雨さんがメインの回です。
村雨さんに憧れて、刑事を目指そうとしている交通課の女性警察官（ミニパトに乗っている制服の女性警官ですね）と、
彼女に刑事の本質を教えようとする村雨さんとの物語です。
ミニパト女性警官・立花美咲を演じるのは、本仮屋ユイカちゃん。
神南署交通課所属の警察官という設定です。
ということは・・・・・、
そうです、彼女の上司は速水さんということになります。
今回は、立花巡査に振り回される速見係長というのも、見どころの1つです。


先週、1冊の本が出版されました。
元警視庁捜査第一課長の久保正行氏が書かれた、
「君は一流の刑事（デカ）になれ」（東京法令出版）
という本です。
タイトルからも分かるように、刑事を目指す人、すでに刑事の職についている人を対象にした、刑事の教科書とでも言うべき本です。
帯に今野敏先生の推薦文が乗っていたので、思わず買ってしまいました。


早速読んでみると、いやあ面白い。
すべて実際の事件とその捜査を元にした内容ですからね。
ものすごく、リアル。
そして、熱い。
現場の刑事さんたちって、こんなに熱い想いで捜査してるんだ、って、
あらためて思い知らされました。


久保氏は言います。
「事件捜査は難しい。
　死刑になることを承知で人を殺したホシと対峙し、有罪を勝ち取るのは並大抵のことではありません。
捜査とは、真っ暗闇から一筋のわずかな光を捜し出し、次第にその光を広げていくようなものです。
そこでは、捜査の壁、まさかの坂にぶつかることもあるでしょう。
しかし、刑事がやらねば誰がやるのか。


事件の発生を聞いた刑事は、昼夜を問わずに現場へ駆けつけます。
そこには、血に染まりながら悲痛な叫びを上げる被害者、
真っ赤な炎に遮られながらも必死になって子供を助けようとする父親、
その脇でただ呆然として立ち尽くす母親。
あるいは、
『お父さん、起きてよ』
と、父親の遺体を前に泣きじゃくる幼い子供。
現場には生の悲劇があるのです。
そして、遺族は憎むべきホシを一刻も早く検挙してくれと懇願します。


ホシを挙げて被害者の無念を晴らすこと、これは“刑事にしかできないこと”です。
だから、刑事は、粛々と靴底をすり減らし、私生活を犠牲にしてでも、苦労を積み重ねて検挙する。
そこでは、敗北も妥協も許されません。
刑事はプロだからです」。


そして、こう呼びかけます。
「世のため人のため、身体を張って社会正義を実現させるのが刑事です。
やりがいがあります。
一流の刑事になり、使命を全うしてください」。


「ハンチョウ」シリーズ3では、そんな刑事の原点に返って、
「燃えるような情熱と飽くなき執念、そして脳味噌に汗を掻くまで考え抜く探究心を持って前に進む」刑事たちを、
愚直なまでにリアルに丹念に描いていきたいと思います。


シリーズ3からは、原作でいい味を出している、
石倉晴夫・神南署鑑識係長も登場する予定です。
こちらも、発表していいタイミングになったら、
あらためてお知らせいたします。


シリーズ3にあたり、パワーアップすべく、
諸々のことを現在一生懸命仕込んでおります。
ゴールデンウィーク中もお仕事の皆さん、
ともに頑張りましょう！
そして、お休みの方も、家庭サービスご苦労様です！
ともに頑張りましょう！


「ハンチョウ3」第1話オンエアーまで、あと61日！
うぉっしゃー！