『ハンチョウ〜神南署安積班〜』シリーズ2の橋本プロデューサーが「シリーズ1」から引き続き本音を語る必見ブログ!
橋本です。
昨日の夜から、凄い風でしたね。
風速30メートルとか、暴風警報とか。
春の嵐ですね。
せっかく桜が満開になったというのに。
「花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ」
私の敬愛する映画監督、川島雄三さんが愛したフレーズを思い出します。
傑作「幕末太陽傳」を撮った監督ですね。
20代の頃にそのフレーズを最初に聞いた時は、
なんて虚無的なんだろう、と思ったけど、
歳を取るにつれ、その言葉の持つ味わいがしみじみとわかるようになってきた気がします。
生涯に51本の映画を撮った川島監督は45歳で亡くなっています。
圧倒的に、昔の人は「大人」だったなあ。
早々と成熟し、30代で円熟期を迎えていく。
夏目漱石だって、亡くなったのは49歳ですからね。
明後日で50歳の誕生日を迎える吾が身を振り返ると、
何だか、もう、ボーゼンとしてしまいます。
なんだかなあ。
まだ、全然「大人」になれていない・・・・・・。
ま、でも、孔子様も論語でおっしゃっています。
「五十にして、天命を知る。」
と。
天から与えられた使命を自覚するには、
50年かかるってことです。
私も「ハンチョウ」という作品を制作することが、
天命だと思って、これから一歩一歩成長していきましょう。
雨にも負けず、風にも負けず。
「さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなる地の果てに咲いている 野の百合は何だろう
さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば 建てた我が家はなんだろう
さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません。」
この詩を書いた寺山修二も47歳で亡くなってるんだよなあ。
いろいろなことを想う、春の夜です。
さて、DVD「ハンチョウ2」の特典映像アイテムのライン
ナップが見えて来ました。
・制作発表
・メイキング集
・安積班緊急会議
・村雨刑事の神南署セット紹介
・オールアップ集
・ナビっち×11話
・予告SPOT集
です。
皆さんからのリクエストが多かった「ナビっち」は、
めでたく全11話分が完全収録されることになりました。
実現に努力してくれた関係者の皆様、ありがとうございます。
TBSのホームページから購入予約できますので、
「ハンチョウ2、手元に置いときたいなあ」
という方は、ぜひよろしくお願いいたします。
シリーズ3も、いよいよ来週から撮影開始です。
早っ!
その様子も、じわじわと報告していきますので、
もうしばらく、このホームページとお付き合いください。
今日の日記、エンディングの歌は大伴家持です。
「春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも」
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