インタビュー

満島ひかりさん(蜂矢りさ役)

今までで一番印象に残ったシーンを教えてください

おー、大変な質問だぁ。はじめのころのことまで思い出すと… 全然違う。りさは、どんどん開放的な人になっていきましたよね (笑)。毎回目まぐるしく心が動いていった感じです。ずっと地に足が着いていないような… 当てどころがないまま進んでいった感じです。すこぶる、新鮮でした。
一番を決めるのは難しい!いろんな場面でのいろんな好きがあるので… う〜ん (悩)。あ!一番寒くて印象に残っているのは第9話での屋上のシーンかな。一番寒くて一番長かった!6時間くらい外で撮影していたし、誕生日のぎりぎり15分前に終わって、高速道路の上で誕生日を迎えたのもあって、印象に残っているのかも (笑)。
平助さんにとって、とても大事な場面でした。誰かにあの日の事件のことを話すのは初めてだったし、演じ方もたくさんあるシーンでした。平助の気持ちに対して、りさ先生は受け方がいっぱいあるので。「(口調が) 強すぎるかしら?でも弱すぎてもね」 とか、たくさん考えました。「いずっぱこの名にかけて」 とか言うからどうしようと思って。リハーサルで笑っちゃったりもして (笑)。その日は 『ごめんね青春!』 の監督が3人揃っていたんですけど、モニター前には (山室監督はキャストたちに振舞うお手製ムロ汁を準備中 ※山室さんお手製スープ) 福田監督と磯山プロデューサー、金子監督もいて 「なんでこの人いずっぱこの話するんだろうね〜」 とか 「でもさ〜」 とか、それぞれが思ったことを話しました。そのうち 「一度あんたに惚れたんだから、漢 (おとこ) に二言はない!」 って感じなのかなぁ… と。りさって、男気のある人じゃないですか?「あんたに惚れた私の負けだ。OK!一緒のものを背負ってくぜ!」 みたいな。それで最後は 「いずっぱこの名にかけて」 なんだ、って (笑)。ずっとカトリックの教えとともに生きてきた、信仰の強さもあると思います。それでだんだん 「言いたいセリフかも」 と感じてきて…。「私は知っています。私たちが運命で結ばれているからです」 とか 「あんたが放火魔でも、私はハートのつり革の伝説を信じます」 とか、戦隊モノのヒーローのセリフみたい。なんだこれは!すごい!宮藤さん天才!って (笑)。印象深い大好きなシーンです。

3人の監督について

山室監督 (1・2・5・7・10話) は… 情に熱くて、からだは BIG なのに青臭くて。あと、女の子の可愛いところが大好き (笑)。「もうちょっとここはこう感じて!この瞬間を見逃すな!」 とか、ほほお!って楽しくなるヒントをくれます。作品のボスなのに所在なさそうにしている姿が好きです。出来たものを見ると、優しい人なんだなって。
福田監督 (3・6・9話) は、若くてロックで… ピアスもしていてチャラくて茶髪で、髪の毛刈り上げてる (笑) (※ この満島さんの福田監督イジりの元ネタは公式インスタグラムをチェック!) そして、とにかくよく笑う人。勢いがあります。福田監督は、なぞが多すぎます。出来上がったものを見ても一緒の監督が撮ったと感じませんでした。よく役者のところに来て、「もうちょっとこうしましょう」 って照れ笑いしながら提案をしてくれる監督です。最初のころ 「(りさは) とにかくかっこよく!」 と言っていたので、キレっきれで前髪ばっさーっとしている動きは福田監督のときが一番多いかなぁ。
金子監督 (4、8話) は微妙なところをチャーミングに演出してくれる人。平助への告白と、返事をもらうシーンでは、出来ればドラマとか映画とか映像で見たことがない、私自身もやったことがなくて、金子監督も撮ったことがない表情が見たいなぁと2人で話しながら撮影しました。私は “こうだ!” とあまり決めず、雲の上を歩いているようにりさ先生を演じていますが、金子監督はそこに一番のっかって豊かにしてくれる監督なので、おもしろいです。演じているときは、わからないですが、出来上がりを見ると 「ああいいなぁ」 っていつも思います。

生徒のみなさんとの思い出を聞かせてください

一人ひとり全員ある〜 誰にしようか (迷)。成田・大木・半田・あまりん・佐久間は、りさのクラスの生徒なので、一番名前を呼んでいるかなあ。あとは、からくり人形… 海老沢くんはおもしろいですよね (笑)。本当、見れば見るほどクセになる。スルメイカみたい!中井さんの産毛も好きだし… 中井さんは、頬にふわふわの産毛があるんです。そういう子が強い言葉を発するのが愛おしいの。神保は食べたくなっちゃいます… おいしそうですよね (笑)。遠藤ちゃんは情が深いところが可愛いし… あ!クイズ王昭島はどういう人なんだろうと興味はあります。クイズの話しかしていなくて… なんか、切なさを感じます。ビルは頭がいいから、話していておもしろいし、古井はツンツンってしたくなる… 反応がおかしいから (笑)。コスメの恥ずかしそうにいろんな質問してくれるのも微笑ましいし。あとは… あまりんが実生活では大家族だったりとか (笑)。本当に生徒の話題は尽きないです。みんな可愛いから。
生徒たち古風な子が多いですよね。磯山さん (プロデューサー) とか宮藤さんの世代の若者の像な気がする。ふたりの好みなんでしょうね。
もう、とにかく可愛い!本当に可愛い!性格も可愛いし、よく笑うし、良く食べるし、思ったこときちんと言ってくれるし、大人ともみんな楽しくやっている子たちばかり。そしてみんな本当に 『ごめんね青春!』 が好きです。
大人たちも生徒たちも品があって、あったかくもある。あったかいから笑えちゃう (笑)。そう感じることのできる皆さんを集めたんじゃないかなあと思います。

可愛いと評判のりさ先生の衣装のコンセプトは…?

スタイリストの Baby mix さんと相談して、つくりあげています。ちなみに、最終回の平助はアランドロンで、私はロイヤル (王室) になっていくと言っていました (笑)。
衣装には古着もたくさん使っていて、実は、自前も使っています。9話の屋上で着ている赤いコートとか、原家におじゃましたときの赤いマフラーも、自前なんです。
1・2・3話は基本的に白黒を基調にして、青も少し入ってるけど。それから徐々に茶色になり、茶からピンクになり紫。紫のあとにはペールトーン (淡い色) になり、真っ赤になり、真っ白になって、真っ黒で終わります!… 衣装の色の移り変わりはそのときのりさの気分を映すようにしています。9話は祐子が登場したので、戦闘モードで真っ赤!心が血を流しているんです。「お姉ちゃんが帰ってきたら無理じゃんいろいろ〜 (泣)」 って感じからの… 平助の罪の告白と愛の告白を聞いて、身も心も真っ白な10話です。
最終回の衣装はラスボス感がすごい (笑)。首から下げたロザリオ、ロボット (平助を意識し始める前、と後の二体)、高音と低音のホイッスル、三女と同じハイネック、手首に巻くカフス… みんな Baby さんのアイデアです。まるで、武器を装着しているような気分になります。9話からは宮藤さんの脚本の指定で、ロボットからごめんねウナギになりました (笑)。

最終回に向けて…

磯山さんが最初の衣装合わせのときに 「ごめんね青春高校に入学おめでとうございます。皆さんは今日から青春高校の生徒です。皆さん自己ベストを更新してください。それが私たちの目標です!」 と言っていて、それぞれベストを考えながらやってきた3ヶ月間だと思うし、皆が魅力的なドラマだったと思います。
錦戸くんの柔らかさのおかげで、楽ぅ〜だったし、変にがんばりすぎなくて良かったし。やっぱり終わりはさみしいから、このドラマを好きな人たちにとって、いいかたちでまた何かがあればいいな、なんて思うんだけど。
とにもかくにも最終回は、やっと一平さんに会えます (笑)!実は最終回の最初の撮影が、一平とエレナっちょとお姉ちゃんと4人のシーンだったんです。全く何をしていいかわからなかった (笑)。
本当に終わっちゃうんですね。言っちゃっていいですか、アレ。言わせてもらいますね。「あー、おもしろかった」 … ふぅ。人の台詞パクリましたが、何か問題でも !? ハンっ!


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